BC工房
Dining Bench ＆ Dining Chairs

慌ただしい日常の中で、少しだけ立ち止まって深呼吸したくなる瞬間があります。

そんなとき、そっと寄り添ってくれるのが、手仕事の温もりを感じる家具。

本日は空間に置くだけで、暮らしのリズムが少しだけやさしく整うような、そんな三つのアイテムをご紹介します。

銘木のぬくもりと過ごす、穏やかな時間

東京・阿佐ヶ谷や神奈川県を拠点に、40年にわたり木製家具を手掛けてきた国内家具メーカー「BC工房」。

社名が意味するのは「普通の気持ち良さ＝Basic Comfortable」。その言葉の通り、卓越した職人の技と感性から生まれる家具は、日々の暮らしにやさしく寄り添います。

柳宗理の復刻品をはじめ、繊細な造形と確かな品質を追求したものづくりで知られ、技術力の高さにも定評があります。

使う人に家具を使う喜びを感じてもらえるよう、BC工房は独自の視点から生まれる見ていて、使っていて“楽しい家具”を多く展開しています。

まずご紹介するのは、チーク無垢材を贅沢に使ったベンチ。

天板はおよそ5センチもの厚みがあり、無垢材ならではの重厚感と安心感を漂わせます。

厚みのある無垢材は、反りやねじれが起こりにくく、長く使えるのが最大の特徴。

見た目の迫力だけでなく、「長く付き合える良い家具」であることを裏付けるディテールです。

深みのある飴色の木肌が美しく、シンプルながらも確かな存在感を放つ一脚です。

専用のクッションシートは面ファスナーでしっかりと固定され、ずれる心配もありません。

しっとりとしたキャメルレザーの手触りは上品で、座るたびに心地よさを実感できます。

ダイニングだけでなく、玄関先や通路などに置いても自然に馴染み、少し横になって休みたくなるようなゆとりのあるサイズ感です。

続いてのチェアも、上質なチーク無垢材を使用したクラフト感あふれるデザイン。

後ろ脚の床摺り（とこずり）は格子を組むように四角く形取られ、空間の中にひとつの“面”を描くような美しい構造です。

背もたれの縦スピンドルは途中で途切れることなく地面まで伸び、背から脚へとつながるラインが印象的です。

丸みを帯びた脚のフォルムが柔らかさを生み、素材の温かみをより引き立てます。

キャメルレザーのしっとりとした手触りと、飴色に仕上げられたチークが絶妙に調和し、穏やかな存在感を放ちます。

今回は幅48cmと58cmの2サイズが入荷。用途や空間に合わせて選べるのもうれしいポイントです。

時を重ねるほどに深みを増すチークの色合いと、本革の経年変化。

使いながら味わいを育てていくことができるのは、無垢材の家具ならではの魅力です。

何気ない日常の中に小さなぬくもりを添えてくれる逸品のご紹介でした。