Herman Miller

『 Cane Back Side Chair #4669 』

Design: George Nelson

QI09-29&30

本日ご紹介するのは、直線を基調とした素朴なフォルムに

ラタン製の背もたれを組み合わせ、個々の表情の違いを活かしあう

巨匠ジョージ・ネルソンによる、1950年代の希少ビンテージ

ハーマンミラー / Herman Miller 『ケーンバック サイドチェア #4669』。

アメリカにおける20世紀後半のデザイン界を牽引し

後世のデザイン史に多大な影響を与えた、巨匠ジョージ・ネルソン。

「ココナッツチェア」や「プラットフォームベンチ」等の名作を

次々と発表した鬼才である事は勿論、20年に渡り同社で

デザイン部長を務め、当時はまだ無名だったイームズ夫妻の才能を

見出し開花させた人物としても有名です。

imptionでも度々お取り扱いのあるネルソン作品ですが

今回は、日本国内ではほとんど目にすることが無く

海外の取扱いとしても、データの少ないレアアイテムを入荷しました！

まず真っ先に目に留まるのが、籐張りの背もたれ。

背中をソフトに支える長方形の造りは、ラタン編みにより

程良く隙間を作る事で、全体に軽快な印象をプラス。

座面はデンマーク製の新品生地に張替えが行われ

淡いグリーン系のmixファブリックを採用。

落ち着いたカラーリングとラタンとの表情が

美しいハーモニーを醸し出し、空間に優しく溶け込む

上品な雰囲気を演出しています。

バーチ無垢材を使用した、直線的なフレームは

肌の触れる外側のエッジを丁寧に削り取り

モダンなシルエットの中に、柔らかさを内包させています。

レッグ部は前脚がストレートな立脚なのに対し

後ろ足は背もたれ裏の中央部よりハの字に広がる設計。

バックスタイルも美しく、従来のチェアとの実力の違いが

後姿からも感じられ、言葉を失います。

安定感のある重心を確保しつつ、開放感のある佇まいが印象的です。

ダイニングテーブルと合わせてのご使用は勿論

飾っていても絵になる高いデザイン性によりコレクターアイテムとしても

見逃せないと逸品なりそうです。

製造より50年以上が経過し、無垢材の風合いも

味わい深いものになっているネルソンのレアアイテム！

本物志向のあなたの心を満たします。

世界のデザイン史を語る上で、欠かす事の出来ないネルソン作品。

今回のビンテージ品は、探して見つかるものではありません！

再入荷が出来るものなのか・・・。オーラがあります！！

次回ご来店の際、あなたの目で確かめてください。