JOHANNES HANSEN 『 JH-550 Peacock chair 』
Design: Hans J Wegner
本日ご紹介するのは、伝統的なウィンザーチェアを
現代のスタイルにアレンジし、羽を広げた孔雀の姿を
連想させる気品溢れる佇まいを演出する
巨匠ハンス・J・ウェグナーの名作ビンテージチェア
デンマーク・ヨナネスハンセン社『JH-550 ピーコックチェア』。
「名前は知らないけど、テレビか雑誌か、どこかで見たことある・・。」
今、そう思いませんでした?
大きく湾曲し、躍動感にあふれる背部。
生涯500脚以上のチェアを世に生み出したウェグナー作品の中でも
広い背もたれが際立つのが『ピーコックチェア』です。
その名付け親は、同国出身のデザイナー、フィン・ユール。
イギリスのトラディショナルである「ウィンザーチェア」のフォルムを
現代の生活スタイルに合わせて、ウェグナーがリ・デザインしたものです。
背もたれのハイバックの羽根の部分が、矢のように見える事から
別名『アローチェア』とも呼ばれ、東洋的な情緒も内包。
日本人の感性にもフィットするフォルムの美しさに心奪われます。
着座の際に丁度肩甲骨が当たる箇所は平らに仕上げられ
孔雀の羽根のイメージを強調。小立の途中を平たくする造りは
従来のシンプルなスポークバック椅子よりも、製造工程が複雑で
高度な製造技術が必要になる箇所です。
熟練された職人技により「究極の芸術品」として完成できるのは
「伝説の家具工房」と呼ばれた老舗家具メーカーだからこそ。
1992年頃より、PPモブラー社により受け継がれ
現在も生産されていますが、こちらはそれ以前に製造された
ヨハネスハンセン社による当時のビンテージで
中古市場でもなかなか手に入りません!
その特徴的な見た目から、ついつい背もたれに目が行ってしまいますが
通気性抜群で、しなやかな座り心地を実現したペーパーコード仕様の座面や
色彩のコントラストをプラスする濃い色合いのチーク材アームが
全体の表情にメリハリをプラス。
日々、肘が触れる部分の汚れが目立たない様に
さりげない工夫が施されています。
もとはテラス等の野外で使用されていたピーコックチェア。
世界のセレブリティ、モデルやアーティスト達を虜にし
広く愛用されていたことから、屋内でも使われるようになりました。
座面の高さは比較的低く、和の空間にも馴染む落ち着いた面持ち。
日本国内では箱根の高級温泉旅館『箱根吟遊』のロビーで
四季をおりなす箱根連山の雄大な絶景を満喫する
贅沢な時間を演出しています。
自然に溶け込み、人の暮らしに溶け込む
幻想的な陰影が美しいバックスタイル。
家具職人の経歴を持ち、木を知り尽くした巨匠デザイナー
ウェグナーだからこそ表現できた人と自然の共生。
素材の声に耳を傾けながら・・・
静寂に包まれた贅沢な空間をお楽しみいただけます。
以前リプロダクト品が入荷した際も
即完売してしまったウェグナーの人気チェア。
遂にビンテージ物を入荷してしまいました!
既に祖師谷大蔵店に展示しており 「美術館に来ているみたい!」と
ご来店のお客様にも大変驚かれています!!
リサイクルショップなので、名作の入荷は神のみぞ知るセカイ。
前回の『ザ・チェア』然り、最近の入荷はヤバいです・・・!!
中古の家具屋では見ない北欧の名作家具がずらり!
ビンテージとしての希少価値もどんどん上がっている
ウェグナーの不朽の名作『ピーコックチェア』。
20年以上経過しているとは思えないグッドコンディションです。
憧れのウェグナー作品。手に入れるなら今です!!
滅多に訪れないこの機会、お見逃しなく!