FREDERICIA
" The Hunting Chair "
Børge Mogensen
QH06-40
本日は、1950年にデザインされた、
デンマークの巨人ボーエ・モーエンセンの
"ハンティングチェア"をご紹介いたします。
コペンハーゲン家具職人ギルド展示会のテーマ
「ハンティングロッジ」のためにデザインされたこちらのチェア。
それまでのモーエンセンの仕事から、後々に生まれる名作
"スパニッシュチェア"をはじめとした独創的で構造製の高い数々の家具のルーツとなっています。
座を支えるフレームはそのまま後方へ延び、後ろ脚として全体を支えます。
オールのようなアームレストなど、船の構造を感じさせるディティールも盛り込まれ、
男心をくすぐるポイントが盛りだくさん。
造りの複雑さから、発表された当初は製造する事が出来ず、幻のチェアと言われました。
後にフレデリシア社から復刻され、現在まで世界中で愛され、憧憬の眼差しを注がれています。
座面、背面には、厚手の牛革に大量のオイルを含ませて滑したサドルレザーがふんだんに使用されており、
使い込むと独特の照りが出てきます。手間のかかる工程を踏んで、美しく加工されたレザー。
ちょうどいい味わいに馴染んで、歴史を感じながらお楽しみいただけます。
カットやステッチ、どこを見てもため息の出る細やかな仕上げ。
シート、背もたれは真鍮の金具のついたベルトでたるみ具合を調節していただけます。
フレデリシアのロゴシールもばっちりついています!
空間をこれ以上なく上質に、穏やかに、美しく彩り、
生活を見守り続けてくれる、一生ものの家具です。
美術館やショウルームでしか見られないような、一流の家具。ぜひ店でご覧くださいませ。