飛騨産業 キツツキ × エンツォマーリ 『 Arno & Piave 』

PL20-02～03

本日ご紹介するのは、はっきりとした杉材の杢目が自然の風合いそのままの温かみある印象を作り出す

飛騨産業キツツキ×エンツォマーリの『HIDA』。大正9年創業、飛騨高山の老舗家具メーカー『飛騨産業』と

イタリアデザイン界の巨匠エンツォマーリによりスタートした

『HIDA』プロジェクトは2005年、ミラノ・サローネで発表され話題を集めたシリーズです。

杉材とスチールによる異素材のコントラストが、モダンな雰囲気を醸し出しながらも

どことなくノスタルジックで愛嬌のある印象を内包させるデザインチェア『Arno』。

人間工学の観点から着座の際に理想的な姿勢を保てるように作られた

緩やかなカーブの座面は、手作業による掘り込みではなく、専用のプレス金型を使用した

3D圧縮による加工成型を採用しています。杉材の厚みを活かした造りでありながら、

重厚一辺倒ではない軽快さも表現された凛としたフォルムを実現しています。

『Piave』ダイニングチェアは、飛騨の長い歴史の中で培われた

高度なプライウッドの加工技術によりつくられた三次元局面による背もたれが横方向だけでなく、

縦方向の曲げにより背中の曲線に沿ったフィット感と安心感を味わえる造り。

直径18mmの異素材のパイプを用い、強度を維持しながらも

杢目の美しさと質感を際立たせ、全体のバランスがとれたデザインとなっております。

自然を活かした温かみあるインテリアでありながら決して甘すぎない、程良いスパイスの効いたデザイン。

経年により風合いを増しながら、一緒に時を刻める飽きの来ない仕上がりとなっております。

『Arno ダイニングチェア』

PL20-02

『Piave ダイニングチェア』

PL20-03