黒釉 小手毬文 鉢 益子焼 『 吉川水城 』 作 益子焼の正当後継者のひとり『 吉川 水城 』氏。 益子の伝統的な黒釉で、新たな表現を確立した人物です。 そんな吉川氏の作品『 黒釉 小手毬文 鉢 』入荷しております。 PF06-207 小田原で育ち、東京藝術大学修了後、益子で窯業試験場の技師として活躍した吉川氏。 特徴的な手法として、黒釉に絵付けした色絵を、再度本焼きするというものがあります。 二度焼きは黒を深め、より良い作品をつくるための工程ですが傷が出やすいなどのリスクが伴います。 それを独自の温度と時間の管理で克服した吉川氏の作品です。 美しい黒釉の上に描かれた小手毬(バラ科の落葉低木)。 白と黄金のコントラストが鉢の上で繊細に際立ちます。艶やかでいながらぼってりとした触り心地。 その重厚で堂々とした色合いは存在感も群を抜いています。コレクションとして加えて頂くのはもちろん 和室などの、格調ある空間に飾っていただけると一層お楽しみ頂けます。