Louis Poulsen Pendant Light 『 PH5 』Designed by Poul Henningsen
OL22-77
1958年発売以来、世界中で愛されている名作としてその名を轟かせている北欧を代表する照明器具、ポール・ヘニングセンによる「PH5」。ポール・ヘニングセンは伝統的な機能主義建築家としてキャリアをスタートし、その後、彼の興味は照明分野に移っていきました。「対数螺旋」という独特のカーブを採用したセードと、内部の反射板を精巧に組み合わせ、不快な眩しさを抑えています。 こういった光源が直接目に映らない設計がやわらかく幻想的な陰影を見事に作り出しております。 またセードを5枚に重ねた構成が、お部屋全体を均一の光で優しく照らしてくれます。セードにはホワイト・レッド・ブルーの3色が使用されており、シンプルなデザインの中にも色のコントラストも重視されております。こういったデザインや機能は、夕食時の食卓の明かりを窓から差し込む黄昏時の自然光に近づけるという意図をもって光の補正を熟考したというところからきています。機能主義の彼にとって、照明も機能性を持たせるのが当たり前なのだと考えさせられるデザインですね。