Herman Miller 『 DCW プライウッドダイニングチェア 』Design: C&R Eames
OJ05-03 本日ご紹介するのは、積層合板のもつ素朴な味わいと計算されたデザインにより、時代を超えてマスターピースと呼ばれるに相応しい完成度の高さを実現するハーマンミラー社の『DCW プライウッドダイニングチェア』。
デザインしたのはご存知ミッドセンチュリーを代表するデザイナーC&R EAMES。LCWと同時期に発表されたDCWは、若干シートハイトを高めに設計されたダイニングチェア。1946年にニューヨーク近代美術館で開かれた「チャールズ・イームズの新しい家具展」。その発表当時からDCWは簡素で美しい曲線美とその完成度の高さから「20世紀のベストデザイン」としてタイム誌に絶賛されました。エヴァンス社により生産がスタートしたのち1949年以降はハーマンミラー社が生産・販売するロングセラー商品です。
イームズと言えば、サイドシェルチェアが有名ですがこちらは温かみある木を基調とした椅子。サイドシェルチェア同様、大量生産に耐えうる上美しさも兼ね備えた素材として成形合板が選ばれました。
前脚、後脚、背骨、背もたれ、座の5つに分かれたピースをねじ止めとゴム製のパッドを用いた特殊な技法で接着させることに成功し強度のあるデザインを実現。「優雅で、軽やかで、快適」と評される名作チェアとして多くの人に親しまれています。
コンディションとしましてはUSED品として使用に伴う擦れや傷、脚の先端に小さな欠けなどがございますがご使用に問題のある箇所はございません。