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前回はスチューベン定番の“アップル”のご紹介でしたが今回は、クリスタルのハンドクーラーコレクションの“ソングバード”#8112と“幾何学モチーフ”のハンドクーラーが入荷しました。この愛らしい“ソングバード”は1962年頃 スチューベンの象徴的なブーケ花瓶で有名なジョージ·トンプソンによるミッドセンチュリーデザインです。ペンギンやアザラシ、イルカでも有名です。現在、インターネットでも中々見られない貴重なフィギュリンです。コンディションといたしましては、ボトム(接地面)に微かなスレキズのみとなり年代から考慮すると良好な状態といえます。ハンドクーラーは18世紀から19世紀にかけて、当時の貴婦人たちが舞踏会などで興奮して熱くなった手を磁器、大理石、ガラスなどで作られた卵型のハンドクーラーで冷ますのに使用されていました。このような習慣からスチューベンのハンドクーラーはさわやかな気分になるよう、手のひらに納まるサイズで作られています。
また、もう一方こちらもスチューベンの“幾何学モチーフ”のオーナメントは光をより多く取り込み、多様に変化する輝きがお楽しみいただけます。設置する面によっても、それぞれの表情が豊かに表現され同じお部屋のインテリアでも、違う一面を造ってくれる素敵なアイテムです。コンディションといたしましては、画像の通り多角面にスレやキズがございます。チップなどの致命的なものは有りませんが、光を通した際に見える程度はございます。それでも、透き通るクリスタルから漏れる輝きは素晴らしいものがあると感じました。STEUBEN GLASS社は1903年、英国人のガラス職人フレデリック・カーダーと、ガラス彫刻会社社長のT・G・ホークスにより創立され、ジャン・コクトー、ラウル・デュフィ、サルバドール・ダリ、イサム・ノグチなど著名なアーティストがガラス工芸の原画を手がけ、世界的なブランドとして有名です。以来、優れた感性のデザイナーと熟練した職人によって、世界最高級の品質を誇るクリスタルガラスを制作し続けています。
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