kitani
SR-03
時が経つにつれてあらゆるものの利便性が高まっていきます。
しかしながら家具という分野においてはデザイン自体に古さというものを感じさせない、或いはこんなに昔にもう出来上がっていたのかと驚愕する物もありデザインという世界の奥深さを感じさせてくれます。
今回は1960年代にデンマークの名匠が製作したチェアのリデザイン。
日本で唯一の北欧名作家具ライセンスを持ち、生産を行う " キタニ Kitani " から " SR-03 ダイニングチェア " をご紹介。
~60年代のデンマークデザインを現代でも~
飛騨高山の家具工房がデザイナーのライセンスを持って製作。
北欧と日本の技法を取り入れたものづくりを行いフィン・ユールをはじめとする北欧デザイナーの名作家具を生産する、本物の北欧家具メーカーと言えます。
今回のSR-03はNiels Vodder(ニールス・ヴォッダー)工房より1960年に製作されたSR-02をアームレスにしたチェア。
デンマークデザインのそぎ落としたシンプルさ、普遍性の中に静かに個性を感じさせるフォルムが心地よく佇まうデザイン。
世界で人気を博すファルコンチェアを製作したノルウェー出身のデザイナー " シガード・レッセル Sigurd Resell " により製作されました。
特徴的なのが少し湾曲させて傾斜を付けたバックレスト。
ウォールナット材の鮮やかな木目が優美なフォルムにより強く美しく印象付けられます。
バックレストからすらりと伸びるテーパードレッグによりすっきりとした4本の脚はインテリアに繊細さを感じさせ、調和します。
お洒落は足元からというように上品さを感じられる整った魅力が詰まっています。
端麗なデザインがあらゆるインテリアに適しやすく、言うまでも無くスマートで品性を感じさせる一脚。
キタニ社の日本での生活空間を考慮した製作によりさらに扱いやすく、合わせやすいのも魅力的です。
そして今回は座面を張替え、ウォールナット材に合ったグレー調のシックな色合いで気持ちの良い座り心地です。
北欧家具のついつい触れたくなる質感を持った撫で心地も相まり、見て・触れて・座って楽しめる、ディテールまで綿密にデザインされた丁寧な一品です。