MC07-309
本日は日本を代表する木工家具ブランド天童木工より、藤森健次デザインの現行品にはないローズウッドを使用した座イスを入荷致しましたのでご紹介します。ブラジリアンローズの木目がきれいな希少な座椅子です。旅館などで必ずお目にかかる座椅子の元祖。類似するデザインの座椅子は数多くありますが、これが正真正銘のオリジナルで座椅子の原点です。一枚の成形合板を三次元曲面に曲げた、シンプルな構造。一切のムダを排し、意味あることだけを形にした結果、生まれたフォルムです。座面に開けられた穴は、畳との摩擦で座布団のズレを防ぎます。北欧で学び、機能的かつ美しい家具づくりに大きな影響を受けた藤森健次氏。その手法が見事に表現されたこの座イスは、フィラデルフィア美術館に永久所蔵され、日本の生活文化に根づいた機能美を後世へと伝え続けます。コンディションといたしましてUSEDになりますので座面などに少々の擦れやキズがあります。1脚座面部分にソリが見られます。