Ishinomaki Laboratory
AA Desk Western Red cedar
建築をベースに、多彩なジャンルを手掛ける設計事務所『トラフ建築設計事務所」
そして、東日本大震災を背景に、被災地域のものづくりの場として、2011年に誕生した『石巻工房』
今回は、それぞれの拘りと想いが詰まった『AAデスク 』のご紹介です。
『それぞれの想いが詰まった、エコで安全、シンプルで持ち運びやすいデスク。』
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『AAデスク』のデザインを行ったのは『トラフ建築設計事務所』
建築的な思考をベースに、建築設計からプロダクトデザイン、空間インスタレーションやムービー制作への参加等、幅広い活動を行う設計事務所です。
手掛ける作品のジャンルは多岐に渡り、建築の分野を軽く飛び越えていくほど。
「光の織機(Canon Milano Salone 2011)」は、会期中の最も優れた展示としてエリータデザインアワード最優秀賞、「空気の器」はモントリオール美術館において、永久コレクションされるなど、様々な場所で評価されています。
制作を行った『石巻工房』は東日本大震災の復興に際し、被災地域のものづくりの場として、2011年に誕生しました。
DIYの支援活動や施設の復旧や改修。屋外映画上映会の為、地元の高校生と協働しベンチを生み出した事は有名です。
イームズのシェルチェアでもお馴染みハーマンミラー社が、被災地支援プログラムに協力し、被災者と共に家具づくりのワークショップを開催。仮設住宅の住民や小学生たちの家具をつくるワークショップのために設計された代表的デザイン、「Aスツール」が誕生しました。大文字のAの様に見える事からAスツールと命名され、重ねた状態の2脚セットはAAスツールと呼ばれています。
カリモクとのコラボレーションブランド『石巻工房 by Karimoku』では、工房の良さを活かした高い品質の家具を生産しています。
特徴的な脚部は『AAスツールシリーズ』を継承しており、丈夫な構造でありながら、持ち運びのしやすさが特徴です。
使われている素材は「アメリカン・レッドシダー」。
アメリカン・レッドシダーはヒノキ科の木材で、狂いが少ない安定性、腐食や虫害に強い性質から、ウッドデッキ材としても人気のある木材です。
こちらのデスクに使われているレッドシダーを見ますと、スッキリと整った柾目で高いグレードの木材が使われていることが伺えます。
丁寧で正確に加工されており、素材そのままでありながら非常に安定感のある仕上がりとなっております。
天板は自然素材「リノリウム」
「リノリウム」は1860年代のイギリスで発明された天然成分の建材で、タイタニック号で有名な大階段の床材としても使用されていました。
人体に対する安全性、抗菌性、燃えにくさ等の耐久性があります。
廃棄すれば土に還ることからも、エコロジーの観点で再注目されている素材です!
側面にテーパーを施す等の丁寧な仕事により、A型の特徴的なフォルムと統一感のあるデザインを完成させています。
こちらの幅は87センチ、奥行き44.5センチと、取り回しが良く、日本の住宅事情にも優しいサイズ感。
シンプルでオリジナリティのあるルックスですので、パーソナルな用途には勿論、カフェテーブルとしても映える一脚。
どんな場所でどのように使おうか、考えるだけで色々なアイディアが浮かんできそうです!
シンプルで安全、エコロジー、強度や持ち運びやすさ。
それぞれの想いと優しさを実現する、トラフ建築設計事務所と石巻工房の拘りが詰まった逸品です。