Soborg mobler ファイリングキャビネット

北欧の家具が入荷すると、よく目にする“ Møbler（モブラー）”という文字。これまでに出会った家具だけでも「PP Møbler」「FDB Møbler」「S Møbler」「O.D. Møbler」「ES Møbler」「Komfort Møbler」など実に数え切れないほどの “ Møbler ”が存在します。 ブランドやメーカーの名前とは分かりつつも、いつもいつも「一体どんな意味なんだろう？」と思っていました。そして、ようやく調べました！意味は、デンマーク語で“ 家具 ”。うん、これならいろいろな家具に付けられているのにも納得です。 そんな “ Møbler ”のつく家具は、ウェグナーやボーエ・モーエンセンなど巨匠とのタッグで生まれた逸品も多く、ご自宅で楽しめる洗練されたデザインと温かみのある北欧家具といった印象の方も多いはず。そして、どんな空間にも溶け込む北欧らしい日常使いに最適なイメージでもあります。 でも今回入荷したのは、日常使いの北欧家具の中では珍しい「ファイリングキャビネット」なるもの。つまりは、北欧デザインのオフィス家具！いつもの“ Møbler ”に比べると、やや使いみちが限定される家具なのです。 [toc]

“ファイリングキャビネット”という家具

一見、なんの変哲もないチェストや本棚、食器棚といった面持ちの家具たち。ですが、抽斗を開けるといつもと様子が異なることが一目瞭然です。 オフィスで見かける書類を仕分けするための、インデックスがずらり。 取り出すとこんな感じです。さらに、開くと谷折り状になっていて、この中に書類を分類してしまうことができるという仕組みです。 たくさんの書類を扱うお仕事をされている方には説明不要で優れもの！の家具なのです。

さて、どうやって使いましょう？

でももし、ご自宅に取り入れるなら…。在宅ワークも少しずつ増えてお家でお仕事をされる方には、ぜひそのまま書斎に迎え入れて頂きたいと思います。 が、デジタルの時代。なかなか紙ベースの書類を整理したいという方も少ないはず。そこで、もう少し日常でも活用できる使い方を、考えてみました。 紙ベースの書類で日常にあるものといえば、家電製品などの取扱説明書。少し重量のあるものでも意外にしっかりと受け止めてくれるので、雑多になりやすい冊子類をわかりやすく整理整頓できます。 他にも、いざというとき見つからないことの多い写真や年賀状などの手紙類、賃貸等の契約書類などにも最適。ファイリングしてひとまとめにしておけるのでひと安心です。 さらに、ファイルの中に差し込むだけが収納方法ではありません。写真のようにバーを使えば、雑誌の収納にも役立てて頂けます。 タイトルも見えるので、読みたい時に読みたい本を取り出せるというのも利点。なんだか図書館みたいな雰囲気を味わえて、たくさんしまいたくなりそうです。 ちなみに、ファイリングを取り外すと枠だけが残ります。内寸にはまるバスケットやボックスが見つかれば、通常の抽斗のように使うこともできるかもしれません。 ここまでの収納の使い方をぜひ頭の片隅に思い浮かべながら、どんな家具があるかチェックしていきましょう。

種類豊富に入荷しています。

お待たせしました！ここからは、上記のファイリングドロワーを兼ね備えたキャビネットたちを一気に紹介いたします。

SM-70 オーク材 2列2段 ファイリングドロワー A

なんとデザインを手掛けたのは、代表的な北欧デザイン界のひとりBørge Mogensen（ボーエ・モーエンセン）。オーク材を用いた滑らかな木肌と直線的なシンプルなデザインが、すっきりとした佇まいの逸品です。 こちらは6杯の抽斗ともすべてファイリング仕様。オフィスでのご活用はもちろん、先ほどの収納方法をぜひ実践してご自宅の収納棚として、紙ベースのアイテムの整理整頓にぜひお役立てくださいませ。

SM-70 オーク材 2列2段 ファイリングドロワー B

ちなみに、同じタイプがもうひとつ。まさに“ 北欧のシステムキャビネット ”といえるこの家具たちは、現代でいうところの無印良品の組み合わせて使える家具といった存在です。 並べて数を増やしても使えるようにと計算されているので、たくさんの書類をお持ちなら、北欧のオフィス家具で揃えるというのも良いかもしれません。

SM-70 オーク材 2列2段 ファイリングドロワー

少し小さなサイズのドロワーをお探しならこちらを。程よい大きさのドロワーキャビネットは、一番ご家庭にも取り入れやすそうです。 ただこちらのみファイリングが付属いたしません。ボックスなどを見つけるか、DIYするか…ぜひ新しいアイデアでオリジナルの使い方を見つけてみて下さい。

SM-70 オーク材 2列4段 ファイリングドロワーシェルフ

4ドロワータイプにオープンラックを追加した仕様のキャビネットも入荷中。こちらは上下段を分割してご使用頂くことができます。 そのまま上段と下段、もしくは並べて、さらには別々の部屋で。大容量の収納力と広がる収納方法で、使いやすさも抜群です。

SM-76 オーク材 ファイリングキャビネット

さて、最後はPeter Hvidt（ピーター・ヴィッツ）の息子であるCHRISTIAN HVIDT（クリスチャン・ヴィッツ）がデザインを手掛けたキャビネット。これまで紹介したモーエンセンの家具とも相性抜群です。 あるだけでなんだか嬉しいガラスの収納部。見せる収納は食器棚としてもご活用いただけるかもしれません。 向かって左下は、ここまでお馴染みのファイリングドロワーが2杯。キッチンでご使用されるなら、レシピ本の収納で決まり！ですね。 さらに向かって右下はトレイ収納が、なんと9杯。カトラリーを入れるにしては、十分すぎる数… 袋タイプの調味料のストックや薬類、その他にも筆記具などばらばらになりがちな小物をぜひまとめて収納してみてはいかがでしょうか？

おわりに

さて、なんだかながーくなってしまいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。 一見、ご家庭では使いみちが限られそうなファイリングキャビネット。なかなか出会うことのない北欧のオフィス家具として、お迎え頂けるならそれが一番良いのかもしれません。 でもやっぱり、せっかくならたくさんのひとに日常で使ってもらいたい。きっと一般家庭で使うことを第一に考えてデザインしていた、ボーエ・モーエンセンも同じように思っているに違いありません。 ちょっとありきたりなアイデアしか閃きませんでしたが、他にもまだまだ使いみちがあるはず！少しでも参考になれば幸いです。 でも、もっと良いアイデアが浮かんだらぜひ教えて下さいね。

各店ぞくぞく入荷中！

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