特集:インダストリアルなアノニマスたち

UPDATE: STAFF:ふじこ
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無名、それがいい。

anonymous(アノニマス)とは“ 無名 ”のこと。無名は無名でも吾輩は猫であるのほうではなく、まだ世間に知られていないほうの無名。有名の反対語というわけです。 そんなインディーズ的アイテムがインテリア界にもたくさん。 とりわけインダストリアルのデザインはもともと工業用に作られていたりするので、ブランドが不明だったり、全然聞いたことがないメーカーだったりすることが多いのですが、本日はそんな名もなきアイテムたちにスポットを当ててみようと思います。

Pick up " anonymous " Industrial items

普段家具や雑貨を選ぶとき、つい気にしてしまうブランドやメーカー。もちろん明白な方がいい場合もありますが、その“ 冠 ”に引っ張られて「イイモノ」と思い込んでいるだけなのかもしれません。 何だかよく分からなければ、選ぶ基準はきっと変わるはず…そんな冠を取っ払って、自分の直観だけを信じてインテリアを選んでみませんか。 [toc]

インディーズなブランドたち

ルポート LEPAUTE ウォールクロック

グレー×ホワイト×ブラックのモノトーンがかなりハイセンスなフランスの駅などの公共施設で使われていたビンテージの掛け時計。おそらく1940~50年代頃のビンテージ品です。 さすがはパブリック仕様というだけあって見やすい文字盤と思ったら、残念ながらこちらはジャンク品でした。でもこのカッコよさは、ディスプレイアイテムとしても申し分ありません。

モールリチャードソン Mole Richardson Co. シアターライト

映画の聖地ハリウッドのメーカーが作ったスポットライト「Type 410」。なかなか珍しい逸品です。しかもトライポッド(三脚)はManfrotto(マンフロット)社製という、予期せぬダブルネーム仕様。 本当に舞台や映画の撮影のときに使われていたのかもしれないと思うと、ちょっと心躍ります。

ファイヤーファイト Fyr-Fyter ボンベ型ライト

ボンベが照明に!?とちょっと耳を(目を?)疑いたくなるような、なんとも斬新なデザイン。点灯せずともその存在感は抜群です。 部屋の片隅に、ソファの横に、置く場所を考えるだけでも楽しくなるフロアライトをぜひお見逃しなく。

リブラスコ LIBRASCO バランススケール

金色の天秤は、ディスプレイアイテムとして活躍しそうな香りが漂う、アンティークの佇まいがたまりません。受け皿の形が左右違うのも◎ アクセサリートレイとして活用すれば、お店のような雰囲気も味わえそうです。

Winholt社 3列6段 スチールロッカー

鮮やかに目を引くブルー、小さく刻まれたナンバリング、整列した格子状の透かし。どこをとっても見る者を虜にしてしまうデザインが魅力的なビンテージのロッカーです。 ロッカーと言えばリオンが有名ですが、これだって負けず劣らずだと思いませんか?

名もなき品

ビンテージ Vintage アルミウォーターボトル

おそらく軍物だと思われる飾り気のないアルミのウォーターボトルは、アウトドアシーンでの強い味方になるかもしれません。 さらに、じょうろの代わりに使用すれば、お花やグリーンの水やりに大活躍。せっかくなので実用したくなっちゃいます。

ビンテージ vintage カッティングミラー

ありそうでなかった組み合わせのウォールミラー。一見シンプルに見えますが、透明度?鏡面の色味?が四角と丸でそれぞれ異なるので、実際に壁に掛けると少し変わった印象を受けます。 ちょっと説明が下手くそですが、つまりはユニークなデザインということ!少しでも伝わっていたら幸いです。

USビンテージ アイアンワゴン

白いペイントが剥がれて薄いグリーンが顔をのぞかせるシャビーな風貌がたまらなく可愛いと思うのです。 加工では出せないビンテージの味わい。新品にはない経年の深み。3段ワゴンでオリジナリティあふれるインテリアをお楽しみくださいませ。

有名ブランドがプロデュース?

アクメファニチャー ACME Furniture 取扱 2輪車

ノーブランドでも著名なブランドが取り扱えば、一気にメジャー街道まっしぐら。この2輪車もそのひとつというわけです。 農作業や工場で使われて、さらに何年も何十年も経たからこその風合い。いつもなら欠点になりそうな“ ヤレ感 ”もチャームポイントに格上げです。

j.s.F取扱 ウッド × アイアン カート

これでもかとたくさんの雑貨が詰まったアイアンのトロリーバスケット。こちらも有名ショップで取扱いされていただけあって、圧巻の存在感です。 かなり大型なので、なんでも放り込めそう…皆さんなら何を入れますか?

ア・デペシュ a.depeche アイアンスツール

ネームプレートがしっかりついているので、もはやアノニマスではないのですが…インダストリアルコーナーにしっかり溶け込んでいたので、ぜひ紹介したいと思います。 意外にもインダストリアルなスツールは入荷が少ないアイテム。ぜひこの機会にチェックして下さいね。

オンラインショップ未掲載のアイテムも多数!

おわりに

メーカーやブランドに頼らない選び方。人とはかぶりにくいなんて利点もあって、自分だけのオリジナルな空間をお楽しみ頂くのにはもってこいだと思うのです。 それは、インダストリアルに限らずすべてのインテリアスタイルにいえること。 無名だからこその魅力があります。 ぜひ店頭で、オンラインショップで、“ 自分だけのイイモノ ”を探してみてください。
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