MUJI
Oak & Walnut Furniture
デンマーク生まれのダイニングチェア、東南アジアのハンドメイドチェスト、イギリスのアンティークなサイドボード…などなど、家具を愛する皆さんなら“その家具がどこの国のものなのか”というのは購入に至る重要なファクターの一つかと思います。
しかし、“その木材がどこからやってきたのか”までは意外と気にかける方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は無印良品のアイテムの素材にフォーカスしながら、学芸大学店に集まった商品をご紹介させていただきます。
その家具、どこから来たの?
オーク材はワイルドな木目のコントラストが魅力の木材で、どことなく気持ちが落ち着く木肌、『木のある暮らし』を感じられるようなクラフト感が人気の秘訣。
家具造りの定番素材で、あらゆるメーカーがオーク材のアイテムをリリースしています。ということは日本のメーカーだし、やっぱり日本で採れた木材で作られているのでしょうか?
無印良品で使われているのはアパラチア山脈で採れるオーク材。カナダのニューファンドランドを北端とし、南はアメリカ南部のアラバマ州にまで横たわる大山脈は、木材だけでなく石油や石炭などの自然の恵みの宝庫。
オーク材は日本で言うとナラ/楢材ですが、木目の詰まり具合に若干の違いがあるようです。北米のものは和材に比べ木肌が白っぽく、木目がざっくりと大きいのが特徴ですが、木の生育環境の違いでしょうか?よりワイルドな木目といった印象です。
対してウォールナット材は硬質かつ適度な油分を含んでいることから、艶々とした高級家具や工芸品に使われることの多いクルミの木。
ウォールナットといえば黒々とした木、というイメージですが、実は表面に近いところは白っぽくなる特徴があるので、普段目にしている部分は外側を除いた木の内側ということになります。そんな手間をかけているのも高級材として珍重されている要素の一つなのでしょうね。
カナダのオンタリオ州からアメリカ東部で採れるブラックウォールナットもまた、オーク材と同じくアパラチア山脈の恵みと言えます。
無印良品とは関係の無い余談ですが、ウォールナット材の加工中に木の中から銃弾が出てくることがあるとか。どうやらクルミの実に鉄分を含ませるため、木に直接撃ち込むそう…ほかに方法は無かったのでしょうか…。アメリカらしいエピソードですよね。
いかがだったでしょうか。お持ちのお気に入り家具の生産地を調べて、その長い道のりに思いを馳せてみるのもなかなか楽しいものですよ。
どちらも北米から長旅を経て我々の手元に届いたオーク材とウォールナット材のアイテムたち。甲乙付けがたい魅力を持った無印良品の家具は、以前よりお求めやすい価格に改定しております。この機会にぜひご検討下さいませ。
無印良品 MUJI ウォールナット ファブリック ダイニングチェア 2脚セット A
無印良品 MUJI ウォールナット ファブリック ダイニングチェア 2脚セット B
無印良品 MUJI オーク材 ファブリック ダイニングチェア 2脚セット
無印良品 MUJI オーク材 無垢材 ダイニングテーブル 正方形 幅80cm
無印良品 MUJI ウォールナット エクステンション 伸長式 ダイニングテーブル