岩谷堂 整理箪笥 白鳥8号Ⅱ型 No.448

本日は、どの時代も人々の生活に密着し、長年愛用されてきた箪笥の最高級品として名高い岩谷堂箪笥のご紹介です♬

日本を代表する民芸家具・岩谷堂 整理箪笥

岩谷堂箪笥の起源は平泉が栄えていた頃の康和年間（1100年代）、藤原清衡が平泉に居を移すまでの約30年間、江刺郡豊田館を本拠地とし、産業奨励に力を注いだ時代まで遡ると伝えられています。 当時は現在のような箪笥ではなく、葛籠や長持のような大きな箱型の物だったと考えられており、その後の江戸時代の中期・天明時代（1780年代）岩谷堂城主・伊達村将が、米等の農作物だけに頼る経済から脱却しようと家臣である三品茂左右衛門に車付箪笥を作らせ、更に文政年間（1820年代前後）に徳兵衛という鍛冶職人が彫金金具を考案しました。そして仙台藩の政策により、特産の馬市が振興され、多数の他国人が出入りし、他の特産物と同様に岩谷堂箪笥の製作がより盛んになりました。 現在普及した堅牢な鍵の掛けられる金具が用いられるのは、そもそも金庫の役目を果たす為で、最初は桐の模様が多かったのですが、次第に龍、花鳥、虎に竹、唐草、松竹、桐、牡丹等、目出度い吉兆モチーフのデザインが開発されていくようになりました。 現在もその伝統技術を継承しながら、熟練職人である伝統工芸士の手仕事によって木取りから何百もの工程を一貫してひとつ一つ丁寧に制作されています。 ※経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に直接従事する者を対象に、(財)伝統的工芸品産業振興協会が実施する伝統工芸士認定試験において、技術・知識・経験が優れていると認められた者に与えられる称号であり、この優良製品に添付された「伝」のマークが目印となります。 今回入荷したこちらは、『 白鳥8号Ⅱ型 No.448 』。 天板は幅120cm×奥行き46cmの広々としたスペースが確保され、お気に入りの大皿や生花、香炉等、飾台としてお使い頂けます。 その下の1段目は貴重品やアクセサリーといった小物の収納に便利な小抽斗が横一列に3杯備わり、2段目と3段目には衣類の収納にも便利な横長の抽斗が1杯ずつ備わっています。 小さい引出の内寸は幅32.5cm×高さ17cm、大きい引出の内寸は110cm×高さ17cm、いずれも奥行きは40cmで、様々な品物が相当量収納頂けます。 表には主に高級材と知られる欅や栗が用いられており、どちらも美しい木理（杢目）と強い材質（粘り強い性質）を誇ります。 岩手県内では北上山系に良質の欅が多く、この事が岩谷堂箪笥のデザインの基本になったと思われます。また、内部には桐無垢材が使用されており、県花としても指定されているように南部桐と呼ばれる産地でもあります。 欅や栗と同様に美しい肌理（木目）は、狂いが無く、虫も寄せ着けず、火にも強いとされる特性を持ち、衣類の収納に最適です。 現状、抽斗の抜き差しは至ってスムーズ、一杯仕舞えば他の抽斗が開く程狂いが御座いません。 落ち着いた色合いの天然漆で化粧されており、下塗り、中塗り、上塗りと丁寧に塗り重ねられ、金具のコントラストが高級感を引き立てています。 その重厚な引手、蝶番、錠前といった金具には鋳物で知られる南部鉄器、鍵は銅製（スペア付き）で、こちらも全て手作りで制作されています。 コンディションは中古ながら軽度なスクラッチや小傷が少々、画像の通り目立った傷や目立った汚れの無い良好な状態を保っております。お直しは一切御座いません。 また、付属した鍵、リーフレットや栞等も完備し、外観も拭き漆仕上げが美しく艶やめいており、使用感自体少ないものと見受けられます。 本格的な引越がシーズン到来です！🌸　伝統工芸の粋が凝縮された整理箪笥の逸品は如何でしょうか？ （参考価格：38～42万） 収納家具筆頭に無くなるのが、ほんと早い時期ですので、お探しだった方は是非×2 お早めに～っ！💨

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Item number : SC06-02

Size : W120×D46×H75.5cm

Price : SOLD OUT

詳しい画像やコンディションは

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