Tendo Mathsson series Center Table

1907年スウェーデンにて5代続く家具工房に生まれ、後にスウェーデン政府によってプロフェッサーの称号を受けたスウェディッシュモダンデザインを代表するインテリアデザイナー、ブルーノ・マットソン。 1974年、自身の個展のため来日し畳文化に触れたマットソンが、日本の生活様式や日本人の体型に合った家具の図面を描き、優れた成型合板技術を持つ山形県天童市の家具メーカー"天童木工"に持ち込んで始まったのがMシリーズです。 ハイバックチェアが代表的なＭシリーズですが、本日ご紹介するのはマットソンが同シリーズを作る上で重要視した要素がたっぷり盛り込まれたローテーブル。是非最後までお付き合い下さいませ！

北欧デザインを畳の上で

>>この商品の詳細を確認する 今回入荷したのは、直線で構成されつつも随所に丸みが差し込まれ、柔らかな雰囲気をまとったセンターテーブルです。 天板はイタヤ材。独特なうねりと無数に入った縦線の杢目が光の角度によってきらきらと輝き、もともとの明度の高さもあってか装飾は無くとも華やかな印象に映ります。 またすべすべの手触りも魅力の1つ。木材の美しさを堪能しながら書き物やパソコン作業もストレスを感じることなく取り組むことが可能です。 脚部はホワイトビーチ材。イタヤ材よりもやや赤みが強く細かな杢目なので、明るめの木材を用いた家具にありがちな単調さがありません。 脚部の角はプライウッドらしい丸みが付き、天板はそれに沿うことなく切れ込みのように四隅を仕上げています。このどことなくペーパークラフトっぽさを感じるフォルム、良いですよね。 また天板は厚さ約1.5cm、脚部は約1.5～4cmと全体的にかなり薄め＆華奢です。そのため空間を窮屈にすることも無く何より軽量。レイアウト変更も容易に行って頂けます。 ところで脚部が約1.5～4cmとはどういうことかと言うと、中間地点に組み換え部分が設けられ、向きがそれぞれ異なっているため見る角度によって細さも違うのです。 現在imptionでもお取り扱いのあるミナチェアや、マットソンの代表作でもあるエヴァチェアはユニークなフォルムの脚が特徴的ですが、こちらのセンターテーブルにも遊び心溢れるデザインが組み込まれています。 簡潔で整った構造の中に一癖ある佇まいは確かに北欧出身のデザイナーらしい視点を感じさせながら日本での生活空間の中にも自然に花を添えてくれるお茶目さがありますね。 そしてMシリーズ一のこだわりポイントとも言えるのが床摺り構造を用いているところ。 脚部の底辺面積を大きく取ることで引きずっても床を傷付けにくく、畳の上でも安心してご使用頂けます。 横幅100×奥行60×高さ40cmとコンパクトなサイズも日本の住宅事情にぴったり。お一人暮らしの方やリビングを狭く感じさせたくない方におすすめのセンターテーブルです。 本日はブルーノ・マットソンデザインのセンターテーブルをご紹介いたしました。 厚さや軽さなどは天童木工ならではの技術力が、床摺り構造や軽やかなデザインにはマットソンならではの気の効いた視線が感じられる逸品です。 和室はもちろん、幅広いテイストのインテリアと合わせて頂けるアイテムですので、普通のローテーブルじゃつまらない、でも扱い易さは重視したいという方、是非いかがでしょうか。