境木工
吉野民芸 40 整理タンス
火にも水にも強くて、湿気を取ってくれるし虫もこない。
まだ現代みたいに科学の技術が発展していない時代に、どうやって桐の性質を見抜けたのか不思議でなりません。
職人による嗅覚なのか、はたまた偶然の産物なのか。事実、桐は理にかなった箪笥にぴったりの木材です。
噂ではありません


火事で家は燃えたけど箪笥は無事だったとか、洪水が起きたけど箪笥はぷかぷか浮かんで壊れなかったとか、ずっと着物を入れっぱなしだったのに虫食いがなかったとか。
きっと毎日使う中で少しずつ桐のすごさが発見され、それが噂として広まり、最終的に桐の箪笥最高!となっていったのではないかと想像します。


でもじつは、桐箪笥の起源は江戸時代。大昔からありそうなイメージですが思いのほか歴史が浅いことには驚きです。
しかも誕生した当初は欅などの硬く重い木材が表面にあしらわれ、たっぷりと金具で装飾を施した重厚感のある和箪笥が主流でした。



これは、製造に高度な技術を要することで高価だった箪笥が主に武家のための家具だったことに由来します。
格式高く、けれども盗まれにくいデザイン。つまり欅と桐のいいとこどり。見た目も実用性も叶える先人たちの知恵がたっぷりと詰まった和箪笥は、これからも受け継いでいきたい日本の伝統そのものです。


おそらくそんな思いのもとに作られる境木工(SAKAI MOKKO)の吉野民芸シリーズ。間箪笥や階段箪笥といった昔ながらの風貌をもつ収納家具の数々がラインナップされています。
中でもこちらの「40 整理タンス」は衣類の保管に適した1台。大小それぞれ3杯ずつの抽斗が配され充実の収納力を誇るとともに、すべてが鍵付きという厳重さを合わせもちます。

もちろん主材となるのは欅と桐材。しかも釘を使わない昔ながらの蟻組工法を用いる徹底ぶり。
現代の時代箪笥ながら、素材にも製造方法にも伝統が生きた「当時もの」さながらの仕上がりには圧巻のひと言です。
時代は変わろうとも、いまの暮らしでも変わらずに衣類を守ってくれる強い味方。これはもう噂ではなく真実です。











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