北海道民芸家具
#430型 バタフライ ダイニングテーブル
先日、漫画「ゴールデンカムイ」を読んで、北海道の自然と共に逞しく生きる人々に心を打たれました。
時には残酷な自然の中で、日々を大事に生きていく。
そういう生活の中に美しいものはたくさんあるのだなぁと、思いました。
(「ゴールデンカムイ」はアイヌ文化や戦いやらとハードな内容ですが、大変面白いです。)
民芸の心
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通称:ホクミン「北民(HOKUMIN)」と呼ばれる北海道民芸家具は、クラレインテリアが製造していました。
クラレインテリアの創始者・大原総一郎 氏の父・大原孫三郎 氏は、昭和初期の柳 宗悦 氏を中心に興った民芸運動に深く共鳴されました。
柳 宗悦 氏は「民衆の工芸に工芸そのものの真の姿がある」「生活用具の中にこそ本当の美しさがある」と提唱しました。
民芸運動は、特権階級だけに向いていた芸術を、普通の人々の日常の生活の中で見出し育んでいこうというものでした。
大原総一郎 氏は、柳 宗悦 氏の思想と父親大原孫三郎 氏の意思を継承すべく「民芸の復興を通じて日本人の心に伝統工芸を取り戻そう」との思いで、北海道にクラレインテリアの前身である
「北海道民芸木工株式会社」を設立し「北海道民芸家具」の歴史が始まりました。
使用されている樺の樹は、細かな年輪に繊細緻密な肌目を持ち、同時に機械にも強い堅さで知られています。
使い込むほどにツヤが増し、味わい深くなります。
まさに、普段の暮らしの中で美しさが生まれていますね。
伸長式ということで、用途に応じてサイズが変えられるので大変便利ですね!
開いた時の脚周りは、ギリシャ建築の柱のようでかっこいいです。
丁寧な作りで、静かだけれど熱い、職人さん達の思いが感じられます。
日々の生活で、長く大事に使って頂きたい一品です。