Vitra Vegetal chair

ジブリに出てきそうな植物だらけのお家ってなんだか落ち着きますよね。 なんでも植物を見るとストレスがかなり軽減されるとか。心地よさを感じるのは人間の本能的な部分が大きいようです。 草木が生い茂ったお部屋を完成させたい。と張り切ってみるも、家具に人工物感が出てしまいイマイチ森林に居るかのような安らぎを出せない。 グリーンに溶け込む植物みたいな家具があったらいいな、って思いませんか？

草生い茂って。

>>この商品の詳細を確認する 今回インプションにやってきたのは、森に溶け込むようなチェア。”Vitra ヴィトラ社”の『Vegetal Chair ベジタルチェア』です。 手掛けたのは、フランス生まれのRonan & Erwan Bouroullec(ロナン&エルワン・ブルレック)兄弟。自然物からインスピレーションを受けたリアリティーある作品を多く手掛けています。 カッペリーニ、マジス、ヴィトラ、フロスなど一流メーカーから数々のプロダクトを発表しており、世界的に高い評価を受けている兄弟です。 ベジタルチェアは完成まで4年という歳月を要したそう。どれだけ本気で自然との共存を実現しようと試みていたか、その佇まいやディティールを見れば理解できます。 木が枝分かれしたような、蔓がが複雑に絡み合ったような、草の葉脈のような。草木をそのまま椅子に落とし込んだような有機的なデザイン。 植物の種類や部位を断定させない抽象さがありながら、植物特有の自然的複雑さと生命力をも見事に表現し、デザインとして纏まるよう上手く共存しています。 拘りは素材の選定にも。「蜘蛛の糸より細く、絹よりも美しく、鋼鉄よりも強い」と言われるポリアミド樹脂を採用しています。 滑らかな加工を可能にしつつ、優れた耐久性や色落ちしにくさなど過酷な環境下でも廃りにくいのが特徴で、庭でのガーデンチェアでもお使い頂けます。 住空間のみならず、グリーンの広がるエクステリアでの使用も想定された、自然との調和を試みた強い思いを感じ取れる部分でもあります。 様々なカラー展開がされているようですが、こちらは人気のカクタス（グリーン）カラー。今にも光合成しそうな本物さながらの生き生きとした風合いが魅力的です。 北欧スタイルで合わせてもチークやオークの家具との相性抜群。スチール家具との相性も◎。敢えてモダンなお部屋に置いても良きアクセントになってくれます。 デザイン自体は複雑ですが、身体の沿うよう優美な曲線を描く背座一体となったシェルは、居心地の良さも感じさせてくれます。 たっぷりとした座面に加えアームも備わっており、程よい娯楽感を味わえるのでチルタイムを優雅に過ごせることでしょう。 複雑なフォルムながら最大3脚までスタッキング可能な利便性も◎。普段はスタッキングしておき来客時や休日にパッと出せます。 重なった姿もさぞかし草木が伸びるような生命力を感じられるんでしょうね。オブジェとしても展示頂けそうです。 今回は同じベジタルチェアがないので、スタッキングによる造形美を一目見ることは叶いませんでしたが、同時に入荷した手のひらサイズのミニチュアもございます。 共にスタッキング（？）してみました。なんだか親子みたいで可愛らしいですね。ミニチュアサイズもオンラインにて販売しておりますので、是非ご一緒にお迎え頂ければと思います。 そんな世界で愛されるベジタルチェア。自然に対する畏敬の念、そして自然の生命力が感じられる逸品のご紹介でした。

Vitra Vegetal Chair カクタス グリーン

Vitra Design Museum ミニチュアコレクション