vitra
Kite Clock
本日は、インテリア性と視認性を両立した個性派ウォールクロックの教科書的作品" ヴィトラ / vitra "『 カイトクロック / Kite Clock 』のご紹介♪
とこしえの境界線


アメリカにおける20世紀後半のデザイン界を牽引し、後世のデザイン史に多大な影響を与えた、巨匠ジョージ・ネルソン。「ココナッツチェア」や「プラットフォームベンチ」等の名作を、次々と発表した鬼才デザイナーです。また20年に渡りハーマンミラー社でデザインディレクターを務め、当時はまだ無名だったイームズ夫妻やイサムノグチの才能を見出し、開花させた人物としても知られています。


こちらは同氏が1950年代にデザインし、モノクロやビビットカラーを取り入れたプロダクトが数多く誕生した時代を象徴するようなアメリカンミッドセンチュリーモダン『 カイトクロック / Kite Clock 』。
ネルソンの時計というと、「サンバーストクロック」「ポールクロック」「アイクロック」等、斬新でインテリア性の高い" 絵になる時計 "が存在しますが、同作は凧の様なカタチが目を引くフォルムデザインです。
永遠に刻む時の流れに沿うように、時針・分針が回転する掛け時計。その構造上、多くのウォールクロックは円形状になっているものが多く見受けられますが、同作はそれを逆手に取る様に菱形で構成。白と黒の境で面が折られている所も特徴です。


そして左右にブラック&ホワイトでカラーコントラストを効かせた文字盤は、白壁に対して調和と対比の両方を効果的に演出。アラビア数字の代わりに円柱パーツで表現し、盤面と反対の色で組み合わせています。
メリハリの効いた文字盤に対して、針は鮮やかなレッドカラーで高い視認性を実現。モノトーンに紅一点はファッションコーディネートでも多く採用される配色ですが、見た目一辺倒ではなく、実用としても重要な針の色を、最も強く引き立てる色彩構成になっています。


永久の時を刻むデザインの歴史において、個性的且つシンプルなプロダクトが誕生した花の時代。幾何学的なパターンとシェープを意識したミッドセンチュリーモダンデザインは、時を超えて愛され続けています。











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