LE KLINT
339BR Floor Lamp
あんなに遊んでいたはずなのに、今では鶴くらいしか作れなくなりました。いや、鶴さえ危ういかも。
ただの遊びだと思っていたら、いつのまにか世界中で知られる文化になった折り紙。アメリカではギャラリーで作品展が開催されたり、Origami USAなんて愛好家団体まであるそうです。
今や「折る」で広がる可能性は無限大、なのかもしれません。
ORIGAMIの光。
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優しい北欧の灯りを代表する、LE KLINT(レクリント)。デンマークの照明ブランドですが、その代名詞といえば、ひとつひとつ手作業で製作されるプリーツシェードです。
このシェードこそが折り紙。ひとつひとつ丁寧に折られるシェードには、職人さんのサインが入っているんだとか(今回は複雑な折り目に隠れているのか見つけられませんでした)。
もともとは、アルコールランプのまぶしい光を軽減するために、紙を立体的に折り曲げて被せたのがきっかけで誕生した“ 折り紙 ”の照明たち。
シェードのトップが開いたデザインなのは、火の熱を逃がすための名残りだそう。アナログ時代の歴史をそのままデザインに活かすあたりがなんとも洒落ています。
「339BR」は、1949年に彫刻家のAage Petersen(オーエ・ピーターセン / ペテルセン)がデザインしたフロアランプ。
クラシカルデザインを軸に、現代的な洗練されたエレガントさを感じさせるのは、バランスとハーモニーの高さ故でしょうか。
ホワイト×ゴールドによる色彩のコントラスト、ボリュームのあるシェードに細く伸びる支柱など、すべてが“ 調和された ”デザイン。
お部屋にある風景を想像するだけで、なぜだか格式高い気分を味わえてしまうのだから不思議です。
ベースは上品さを際立たせる真鍮製。スイッチは光源の根元にあり、ソファやベッドの脇でもON/OFFの切り替えを楽に行えます。
そして、支柱中央の少しふくらみのある部分を境に…?
なんとバーが伸縮します。しかも引っ張ったり押し込んだりするだけの簡単な動作。
これなら、設置する場所だけでなく用途に合わせてその都度高さを調整するのも苦になりません。
「集中力」「理解力」「発想力」を高めるともいわれる折り紙。その魅力をインテリアという違った角度で楽しむ。
名実ともに備えるレクリントの照明が、日本文化の素晴らしさを改めて感じさせてくれているようです。
ご自宅に迎え入れたなら、一度はシェードの中を覗き込んでみてください。細やかな折り目の美しさご堪能頂けます。