LE KLINT CACHE KF355
ライト兄弟が初めて空を飛んでから120年。
瞬く間に技術は進歩し、今やAIとVRの開発競争に突入した人類でありますが、最終的にこれはどこへ向かうのでしょうか。
『仮想の現実』と『人工の知能』。アバターやターミネーターのような世界も目前かも知れませんね!
さて、こんなスケールのデカい話では無く、様々な技術の進歩はもっと身近なところでも沢山起こっており、それこそLED電球の登場なんかは2007年と比較的近年の話であります。
省エネ意識が高まっていた事もあり、あっという間に『当たり前』になったLED電球。
これの登場により生まれたものもあったりします。
本日ご紹介するのは、北欧の歴史あるライティングブランドが創り出した美しきフロアライトです。
Simple&Classy
>>この商品の詳細を確認するこちらはデンマークの老舗照明ブランドLE KLINT(レクリント)のフロアランプ”CACHE KF355″。
レクリントといえば、一枚のプラスチックシートを人の手によって精密に折り上げた幾何学チックなシェードが特徴の照明ブランドですが、こちらは意外なことに最大の特長であるプリーツがスチールシェードの中に隠されている不思議なアイテムです。
しかしこれは、矛盾ではなくむしろ原点回帰ともいえるもの。
1901年にデンマークの建築家 P.V. イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントに、オイルランプのあかりを調節するためのプリーツシェードを作り始めたことが同社の原点。
そう。もともとは『灯の調節』の為に作り始めたものだったのです。
規則的に続く折りは美しい陰影を生み出すと共に、光を拡散させ柔らかく優しい灯へと変えてくれます。
フランス語で『かくれんぼ』を意味するCACHE(キャシェ)。
プリーツをシェード内部に隠すことで、スチールシェードタイプのランプでありながら、目に優しいフロアランプとして成立しています。
レクリントにとって最も特徴的なプリーツ部分を敢えて隠し、チラ見せするこのデザイン。
これくらいさり気ないと逆にお洒落だったりしますよね。
シェードとポールの接続部分には真鍮が使用されている為、モダンなインテリアは勿論のことビンテージライクなインテリアとの相性も抜群です。使用可能電球はプリーツとの距離が近い為、熱を持たないLED電球対応となります。
逆に言えば、LED電球が開発されたことで実現出来たデザインでもあるということ。
歴史あるレクリントの技と現代の技術の発展によって生まれたスペシャルな一台です。
レクリントのアイデンティティとも云えるプリーツをあえて隠すという、洒落たデザインのフロアライト。 シンプルで上品な北欧の名品をご自宅にいかがでしょうか。