ルイスポールセン Louis Poulsen PH5プラス PH5 plus ペンダントライト Type 99-1159 ポール・ヘニングセン ~「馳せる想いに、そっと寄り添う空のような。」~

UPDATE: STAFF:テツ
ルイスポールセン Louis Poulsen PH5プラス PH5 plus ペンダントライト Type 99-1159  ポール・ヘニングセン ~「馳せる想いに、そっと寄り添う空のような。」~

ルイスポールセン Louis Poulsen PH5プラス PH5 plus ペンダントライト Type 99-1159 ポール・ヘニングセン ~「馳せる想いに、そっと寄り添う空のような。」~

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Louis Poulsen PH5 plus

本日は、1958年にデザインされてから今もなお愛され続けている近代照明の傑作、世界で最も有名な照明の一つであり、デザイン史の中でも重要な作品である「ルイスポールセンPH5」をご紹介いたします。

「馳せる想いに、そっと寄り添う空のような。」

>>この商品の詳細を確認する Louis poulsen ルイスポールセンは、1874年創業のデンマークの老舗照明メーカーです。 「ものの形は、機能に従う」というスカンジナビアデザインの伝統に基づき、多角度的な追求を重ねることで生まれる質の高い光。そして美しく洗練された唯一無二の製品を作り出す高度なクラフトマンシップが高く評価され、ポール・ヘニングセンを始めとする、アルネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン等世界的デザイナーとのコラボレーションにより数々の名作を作り出してきたことで知られています。 本日ご紹介のPH5は、そんなルイスポールセン社にとっても非常に重要な一点。 デザインを手掛けたのは”近代照明の父”と呼ばれるポール・ヘニングセン氏です。 ポール・ヘニングセン氏とルイスポールセン社は戦前から協力関係にあり、1925年パリ工芸博へのデンマーク参加に先立つ照明デザインコンペで、ポール氏の作品が入選したことをきっかけに始まりました。 「労働者の生活環境を整える為の良質な住宅デザイン」を掲げているポール・ヘニングセン氏は、生涯に渡り建築家としての活動にも尽力しており、第二次世界大戦中にはデンマーク・チボリ公園の照明設計を手がけ、上空の爆撃機から見えない水平方向へ光を放つ照明器具を開発。 戦時中の市民が夜間でも店を営業できたのはこの照明のおかげだとも言われており、人々の暮らしに寄り添ったもの作りを大切にしている同氏ならではの姿勢や想いを感じられるエピソードとなっております。 生涯で200種類以上の照明をデザインしたというポール・ヘニングセン氏。 PH5はその中でも最もポピュラーな作品となっております。 複数のシェードを纏った個性的なリズムを持ちながら、洗練されたフォルム。 誰もが一度は似たデザインの照明を見かけたことがあると思いますが、こちらはその原点に当たる作品。 どの空間にもすっと馴染む心地のよい佇まいは、やはり世紀を代表する名作です。 ポール・ヘニングセン氏が照明に追い求めたのは、いかに良質で心地の良い光であるかということ。 光源から直進する光がそのまま目に入っていくと、まぶしいといった形で目に負担を与える「グレア」が発生します。 グレアを回避しながら、いかに必要な場所へ光を集めていくのか。 長い研究の末、ポール・ヘニングセン氏は自然界でみられる”対数螺旋”を元にした独自のカーブを発見し、光を巧みにコントロールすることに成功します。 入射角、出射角共に37度で描かれるカーブラインは、理想的な対数螺旋として「PH5」のシェード形状に採用され、その内部には反射板を備える等の精巧な組み合わせがなされた、人にとって優しい「グレアフリー」の照明の誕生となりました。 一般的には「部屋と照明」の空間で発生する”間接照明”という概念にも近い所があるかと思いますが、グレアフリーを追求した上で一つの照明器具の中に落とし込むという大変画期的なアイディアは、それまでには存在しなかった唯一無二のもので、芸術作品としてもこの上なく美しい作品と言えます。 PH5の光は、その自然界に近い光の放たれ方や美しいグラデーションから「黄昏時空の光」とも例えられています。 一日の中で暗くも眩しくもない時間。ただただ広い空へ光が広がって吸い込まれていくような「黄昏時」。 PH5は、シェード内の彩色により電球特有の色調を補正することが試みられており、暖かさと爽やかさを同時に生み出す自然界特有のコントラストを再現したものとなっております。 シェード全体が豊なコントラストを奏でるその様子は、透き通るような空の温度や、地平線に広がる山並みの影。暖かくも力強い夕日を感じさせるような、幸福に溢れたひと時を表しているかのよう。 その日に感じた様々な想いにそっと寄り添ってくれるかのような、そんな魅力を宿したPH5は、これからも色褪せない名作として多くの人々の心を優しく包んでいくことでしょう。 最下部の金属板がフロントガラスにアップグレードされた「PH5+」は、PH5の柔らかな灯りをそのままに、より明るく広い場所でお楽しみ頂けるものとなっております。 また、今では既に廃番となっているグラファイトグレーカラーも魅力的で、絶妙なコントラストがが効いたカラーリングは北欧モダンな空間からシックな空間まで幅広くお使い頂けます。 一点のみの在庫となっておりますので、是非この機会をお見逃しなく。

ルイスポールセン Louis Poulsen PH5プラス PH5 plus ペンダントライト Type 99-1159 ポール・ヘニングセン ~「馳せる想いに、そっと寄り添う空のような。」~

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