Designed by Johannes Andersen
Dining Chair & Trolley Table
デンマーク家具界の巨匠は数知れず。
ただその中でも、北欧家具を「UFO」と呼ばせた人は、この人だけじゃないかと思います。
木肌が美しい北欧ならではのチークやローズウッド材を使いながら、どこかいい意味で、ひと癖あるデザイン。
そう感じさせる理由は、同時期のデザイナーと一線を画す、流線にありました。
オーソドックスを超えて
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Johannes Andersen(ヨハネス・アンダーセン)。デンマークに生まれ、1922年に家具職人に。
その後、1930年代に自身の工房を設立すると、さまざまなブランドと協力し多くの家具を作り出していきます。
北欧家具の評価の高まりに合わせて、その価値をより高みへ押し上げたひとり。ハンス・J・ウェグナーやカイ・クリスチャンセンと並び、この時期引っ張りだこのデザイナーでした。
その独創的な見た目に、誰もが衝撃を受けた前述のUFO。
北欧家具の概念を守りつつも、その域をあっさりと超えてしまう凄み。
それに比べると今回のアイテムは、一見普通の北欧家具に思えるかもしれません。でも実は、オーソドックスだからこそ際立つ曲線の美しさがあります。
Uldum Mobelfabrik(ウルドゥムモーベルファブリック)にて製造された北欧らしい佇まいのダイニングチェア。
よく見ると背もたれ、つなぎ目、座面のフレームなど、見えるところも見えないところもすべてが曲線で形成されています。
このカーブたちが、程よいしなりのきいた座り心地を作り出します。
CFC Silkeborgのトローリーテーブル。ラタンが加わることで生まれる、抜け感のあるデザインが印象的です。
トレーの縁に持ち手、フレームに至るまで、例外なくすべてが緩やかな弧を描きます。
それはデザイン性としてだけではなく、機能性という点においても必要不可欠。
しかも、見る必要のないところにまで曲線。もう徹底的に曲線なのです。
とはいえ、多用するのに無駄がない。流麗。同氏のデザインが伸びやかだとか有機的といわれる所以です。
ユニークな美しさをもち合わせ、デザインもクオリティもどちらも叶える北欧ビンテージ家具。
すごいクセは好みが分かれるけれど、ちょっとしたクセならある方を選びたくなる。やみつきとはこのことです。
Uldum Mobelfabrik ダイニングチェア
CFC Silkeborg トローリーテーブル