Mole Richardson Co. × Manfrotto
Type 410
最近は全然行けてないんですけど、舞台を見に行くのが好きでして。
友人が出演していたこともあって、同じ舞台を数回見に行ったりして、当時は年に何度も足を運んでいました。
皆さん、舞台やライブは行かれますか?
演者本人たちの素晴らしさもさることながら、舞台を彩る演出やギミック、機材にも感動してしまいますよね。
今回はそんな機材のお話。普段なら舞台を照らす側の『 照明 』にスポットを当てたいと思います。
ハリウッドの次は皆さんの生活を。
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今日の主役は舞台を照らすシアターライト。
本来は舞台袖や客席から演者を照らす影の立役者です。
置き型のモノやぶら下げ型などもございますが、こちらはスタンドタイプ。
アメリカのモールリチャードソン / Mole Richardson Co.製のヴィンテージ品です。
モールリチャードソンは、カリフォルニア州ハリウッドを拠点とする舞台照明器具および映画照明製造会社。
その知名度は世界的なものとなっており、ハリウッドの撮影用ライトメーカーと言えばモールリチャードソンと言われるほど。
設立者のピーターモール氏が、舞台の演出や演技の潜在能力に対し、当時の照明技術が追いついていないことを憂い、自身の手で舞台をさらに輝かせようと奮起したことで生まれたのがモールリチャードソンです。
当時は実際にハリウッドで使用されていたものと思われますが、詳細は不明。
現在はお部屋やオフィス、店舗什器などとして使用できるよう、26口金で簡単に電球が交換できるカスタマイズがされています。
ちなみに、レンズ部分の開閉は本体向かって右側のピンを持ち上げれば簡単に行えます。
カスタマイズは光源部分の他にも行われており、ベースはイタリアのマンフロット社のものになっております。
本体のさび付いた経年感に比べ、ベースは比較的きれいなコンディション。
やや後年に交換されたと思われますが、この組み合わせに違和感は全くなく、唯一のものとしての希少性も高いかと。
全体を通してかっこよくて好きなアイテムですが、私は特にレンズが好き。
輪が幾重にも波打っているこちらはフレネルレンズと呼ばれるもの。
くっきりとした光ではなく、柔らかく輪郭が優しい光を照射したいときに用いられるものですね。
フロアライトとして使用したときに優しい光なのも利点ですが、単純に見ためが好き。可愛いですよね。
今日はシアターライトのご紹介でした。
たまには主役級じゃないものにスポットが当たってもいいですよね。
ハリウッド、インプションの次は皆さんの生活を照らしてほしいと思います。