maruni60
Ottomann stool
世界的名作家具が数多く生み出されたミッドセンチュリー。
ここ日本でも多くの名作家具が生み出され、その品質は本場北欧の逸品にも劣らないものとして注目を集めました。
本日は、そんな古き良き日本のクラフトマンシップを現代に蘇らせる事を目的に設立された、多企業参加型の共同プロジェクト"60 VISION"より「maruni60 フレームチェア オットマン」のご紹介。
更に今回は日本を代表するテキスタイルブランド"ミナペルホネン"とのコラボレーションによる一脚となっております。是非この機会にご覧になっていってください。
ジャパニーズモダンのクラフトマンシップが凝縮された逸品。
"マルニ木工"と言えば国内を代表する老舗高級家具ブランドであり、1955年以降の国内におけるデッキチェアのシェア90%を占めていたとされる程、国内で圧倒的なシェアを誇ったブランドです。
現在でも国内随一の品質の家具を製作しており、一流のラグジュアリー空間等で採用されているマルニ木工。
同社が家具製作において日本に与えた影響は非常に大きく、高度な曲げ木技術による家具製作や製造ラインの分業化、木材の人工乾燥技術の開発等、現在国内で行われる家具製作において重要とされる技術革新を行ってきた事でも有名です。
まさにトップクラスの品質を誇るマルニ木工の家具。
特に60年代には"世界への普及"を強く意識した家具製作が行われ、デザイン・機能・品質共に、まさに日本の威信をかけるかの如くの熱量、そしてエネルギーが注がれたと言われています。
"60 VISION"は、他にはない機能美と個性が生み出された60年代の家具が持つ活き活きとしたデザイン観、その魅力を現在に蘇らせるものとして、大手メーカー"カリモク"を始め、マルニ木工等の国内を代表するブランドが多数参加し、家具界でも注目されるプロジェクトとして始動しました。
こちらのオットマンは、"マルニ60"からの一脚。
マルニ木工が1960年に発表した「みやじま(No.79)」を基に復刻された"フレームチェア"に合わせてデザインされ、ミッドセンチュリーらしい立体感に富んだ存在感、オットマンでありながら単体のスツールとしても使用できる事で人気の一脚となっております。
選りすぐりの無垢材を贅沢に削り出し、拘りの職人業で組み上げた脚部フレーム。肉厚なフォルムで高級感が感じられますね。
しかし脚先に向けてすっと細く仕上げられたラインが絶妙な軽やかさを生んでおり、その佇まいは贅沢でありながら嫌味の無い、理想的とも言えるバランスを宿しているようです。
使用樹種は"森の王"とも称される名材「オーク」。
力強くも爽やかな杢目が、空間に上質なアクセントを添えてくれます。
シートの品質も大変優れたものとなっており、ぎっしりと中身が詰まった極上のクッション。触れた際のしっとりとした質感は是非ご体感頂きたいポイントです。
例えるのであれば、まるで高級カステラを更に濃縮したかのような・・もっちり、ふんわり、しっとりとした質感。
語彙力がなく恐縮でですが、少しでも伝われば嬉しいです。
そしてファブリックカバーは日本を代表するテキスタイルブランド"ミナペルホネン"の代表作「タンバリン」が使用されております。
このパターンはフリーハンドでデザインされたもので、一見綺麗な円形が対照的に並んでいるようですが実際は数学的には完璧ではないデザイン。
それぞれの個性が一体となって自然なバランスを生み出す景色は手工芸の魅力を一層に引き立てるものとなっており、使う人に心地よく特別なひと時を与えてくれます。
「maruni60 フレームチェア オットマン」如何でしたでしょうか。
こんなにも小さい中に、日本が誇るクラフトマンシップが詰め込まれた唯一無二の逸品となっております。
マルニ60のフレームチェアに合わせるオットマンとして最適である事は勿論、単体のスツールとしてもその魅力を遺憾なく発揮してくれることでしょう。
是非、ご自宅や別荘での寛ぎの時間にお役立てくださいませ。