Machine Age
Triangle Table
1940年~1960年代にアメリカを中心として生まれたミッドセンチュリーデザイン。
第二次世界大戦中の軍需産業が生み出した新素材・新工法を活用することにより、新たなデザインの可能性を広げた時代となります。
伝統的で有機的なフォルムの家具と対比させたようなミッドセンチュリーデザインには、未来的でアート性の高い家具が多く感じます。
本日は、デザインの可能性を広げたミッドセンチュリー期にデザインされた知る人ぞ知る希少なテーブルのご紹介です。
ハイセンスなジャパンミッドセンチュリーデザイン
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三枚のプライウッドとステンレスを接合させた構造の脚に、ラウンド型のスモークガラス天板を組み合わせた“Triangle Table / トライアングルテーブル”。
その名の通り、独特の美しいトライアングルフォルムをした3本脚のフレームが特徴です。
異素材を組合せたシンプルなデザインでありながら、唯一無二の存在感を放つ逸品となっております。
デザインを手掛けたのは、日本のデザイン界を牽引したの重鎮の一人である“長大作”氏。
1972年に長大作建築研究所を開設後に住宅設計や家具デザイン等幅広く活躍しました。
東京美術学校建築科を卒業した同氏は、1947年に坂倉準三建築研究所に入社。
こちらの“Triangle Table / トライアングルテーブル”は、坂倉準三建築研究所に所属していた際にデザインされました。
その洗練されたデティールからは、どこか師である坂倉準三のデザインとモダニズム理念の影響を感じる事が出来ます。
今回入荷した“Triangle Table / トライアングルテーブル”は、2007年に"Machine Age / マシン・エイジ"によって復刻された物となります。
“長大作”氏が自らの監修の元で復刻し、短期間のみ販売された希少な中古市場でも中々見かけないアイテムとなっております。
同デザインを元にIDEEでも製品化されましたが、仕様や構造が大きく異なり、全くの別物と言っても過言ではありません。
本品は、本人の意向や拘りが色濃く反映された希少なプロダクトとなっております。
生前、「三角形や三本脚に惹かれる」と語っていた“長大作”氏。
そんな同氏の美意識が顕著に表れた“Triangle Table / トライアングルテーブル”は、細部まで拘りが詰まっております。
しなやかな曲線を描いた3枚のプライウッドで形成するフレームは、接合部のビスキャップにヘアラインの金属キャップを使用することで意匠として昇華させいます。
ブラックカラーのプラウドウッドや、スモークガラス天板との相性が非常に良いですね。
こうした細かな意匠や脚に金属を組み合わせる事によって、よりモダンで洗練された印象を与えてくれます。
フレームに張られたエンブレムもビスキャップの金物と相まって意匠性を高めています。
無駄なデザインや機能を排除しつつ、細やかな部分への配慮をしたシンプルでモダンなデザイン。
とても1960年代にデザインされた物とは思えないほど、洗練された都会的な印象のプロダクトですね。
シンプルなデザインでありながら、一際目を惹く存在感を放つ“Triangle Table / トライアングルテーブル”。
ジャパニーズミッドセンチュリーデザインのひとつの到達点と言っても過言ではありません。
短期間の販売だった事もあり、生産台数もあまり多くないアイテム。
imptionでも中々お目にかかれない希少なアイテムを、是非この機会にご検討くださいませ。