BUNACO
Vintage Pendant Light
北欧では「森の聖母」とも呼ばれるほど美しい木肌を持つブナ材。
そんなブナ材を日本一資源として所有する青森県で、なんとか有効活用出来ないかと生み出された木製品が"ブナコ BUNACO"です。
考案は1950年代。そのデザインの美しさから愛され続け、現在でも様々な新製品が生まれています。
今回紹介するのはそんなブナコを使用したビンテージのペンダントライト。
世界のデザイナーズアイテムにも引けを取らない、唯一無二の美しさを持ったアイテムです。
重なりが生み出す美しさ
テープ状にスライスしたブナ材をコイル状に巻き付けるという製法により、独自の形状を実現するブナコ。
こちらのシェードからも、無垢削り出しでも、曲木でも出し得ない風合いを感じ取って頂けるかと思います。
日本の老舗照明メーカー"山田照明"より発売されたこちらのライト。
現在でもブナコを使用したペンダントライトは販売されていますが、こちらは70~80年代製造のビンテージ品。長年の使用により深まったブナ材の色合いも素晴らしいものです。
巻きつけたものを押し出して成型する為、テープ一枚一枚の間隔はシェード上部に向かうほど狭くなって行きます。
上に向かってテープがギュッと詰まって行く様は見ていて飽きが来ません。
点灯した際には内側のラインが際立ち、こちらもまた見ていて楽しいもの。
シェードは薄いので、外側からも微かに光が漏れ出します。
上部の部品には真鍮が使用され、ナチュラルシェードに高級感のあるアクセントを加えています。
古くから工芸品として親しまれてきたブナコ。和室には勿論、現代的でモダンな空間の良いアクセントとしても活躍してくれそうです。