FLOTOTTO
desk & chair
「俺と友達になろうぜ!」と少年A。
ぽつりと一番後ろの席に座っていた転校生の少年Bに放たれた言葉。
嬉しさを滲ませながらも、人見知りだった少年Bは言葉は発さず頷いた。
時は流れ、二人の少年は23歳になった今も大親友なのだそう。
「友達になろうぜ」。その一言がなかったら今の自分はなかったなぁ、としみじみ想い耽る少年B(私)であったとさ。
もの懐かしさ。
>>この商品の詳細を確認する
というわけで、小学生時代の思い出に浸っておりました。
なぜ急にそんな話をしたかと言いますと、昔の記憶を想起させるアイテムが入荷したからでございます。
こちらは、スクールチェア&デスク。
レトロで独特な佇まいが懐かしさを感じさせてくれます。
実は、椅子と机のバラでの”セット売り”というわけではありません。
スチールによって両者が一体となっています。
日本の学校ではあまりみないデザインですよね。
それもそのはず。ドイツ西部のノルトラインヴェストファーレン州にて1906 年に創業した、FLOTOTTO(フロトット)社によって手掛けられたアイテムなんです。
同社は、ドイツの学校用家具のパイオニアとして確かな実績を誇るそう。
made in Germanyのビンテージ。
ご来店下さったお客様も「さすがドイツのデザインね」と皆さま舌を鳴らしていました。
ですが、決して見た目のかっこよさだけが魅力ではありません
デスクは表情豊かな杢目につるつるとした肌さわりのメラミントップ。
お掃除やお手入れも簡単に行うことができ、気兼ねなくご使用いただけます。
そして、所々角がとられた滑らかな細部。
身体に干渉しないよう優美に削られた造形。
鉛筆や消しゴムが落下しないよう彫られたちっちゃな溝。
生徒の安全や生活シーンを最大限考慮し学校家具として十分過ぎる役割を果たしています。
対して、やや赤みを帯びたプライウッドのチェア。
1952 年に特許を取得した人間工学に基づくパグホルツ社製の成形シートとなっております。
木製ながら程よいホールド感と娯楽性の高いしなり。
従来のスクールチェアのような姿勢が悪くなりがちなデザインとは一線を画す、画期的なものであったと言えるでしょう。
懐かしい雰囲気を醸し出すファブリック地。
昭和レトロのような柄や触り心地なので、日本の住宅にも程よく溶け込みます。
どこかなつかしさもあるので、安心感も齎してくれそう。
座面に完全に備え付けてあるので、長時間の着座でもお尻を痛めることはなさそうです。
座面下には荷物を置くための収納棚も付属し、当時のスクールライフが目に浮かびます。
日本は天板横のフックにランドセルを掛ける故に、通路をかなり圧迫していましたが、
この個体ならば奥行と高さのみで空間が完結しているので、横幅で場所を取ることはありません。
是非自宅にと思っている方も、「W58×D79.5」この空間さえ確保できれば安心して迎え入れられます。
お子様の学習机としてはもちろん、大人が使用するにも程よいサイズ。
PCデスクや読書、お食事まで1台でこなすことができるでしょう。
カッコよさも懐かしさも、実用性も備わったビンテージアイテムでした。
少年Aと少年Bの出会い。
今でも学校を見かけると、出会った時の事を思い出します。
童心に帰り学生時代や昔の想い出を懐かしみながら実用頂ければ幸いです。