Fritz Hansen
POT Chair Lounge Chair by Arne Jacobsen
海外のインテリアを見ていると、ゆったりとしたラウンジチェアが何脚も置かれた広いリビングに憧れることがあります。
一方で、日本の住宅は欧米と比べるとコンパクトな住まいが多く、限られた空間の中で家具を選ぶことも少なくありません。
だからこそ、「くつろげる椅子が欲しい」と思っても、
「部屋が狭く見えそう。」「ラウンジチェアを置く余裕はないかも。」
そんなふうに諦めてしまうこともあります。
くつろぎと、軽やかさ。
この二つは、本当に両立できないのでしょうか。
1959年、アルネ・ヤコブセンがデザインしたポットチェアは、その問いに静かに答えてくれる一脚です。
~ 1脚分の豊かさ ~


ポットチェアは、コペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインされました。
名前の由来にもなっている“Pot(深鍋)”のように、身体を包み込むようなフォルムは、一目見ただけで安心感を覚えます。


一方で、脚部にはすっきりとしたスチールを採用し、全体の高さも抑えられた軽快なデザイン。
ラウンジチェアらしい包容力を持ちながら、空間に圧迫感を与えません。

そして、ポットチェアは、広い空間だから映える椅子ではありません。限られた空間だからこそ、その魅力が引き立つ椅子なのです。
本品の幅は約76.5cm、奥行きは約62cm。
ラウンジチェアとしては比較的コンパクトなサイズですが、実際に座ってみると数字以上のゆとりを感じます。

身体を包み込む安心感はそのままに、部屋にはほどよい余白を残してくれる。
この“ちょうどよさ”こそ、日本の住まいとも相性が良い理由だと感じます。

アルネ・ヤコブセンの代表作としては、エッグチェアやスワンチェアが広く知られています。
その陰に隠れがちなポットチェアですが、だからこそ感じられるマイナーな魅力があると思いませんか。

華やかに空間の主役を務めるというより、暮らしの中へ自然と溶け込み、気づけば毎日の定位置になっている。
そんな控えめな存在感は、日本の住まいとも相性◎。
名作だから選ばれるのではなく、使い続けるうちに「やっぱりこの椅子がいい」と思わせてくれる。
ポットチェアには、そんな静かな説得力があります。

広い部屋があること。
大きなソファを置けること。
もちろん、それも暮らしの豊かさの一つです。
でも、それだけではありません。
お気に入りの椅子に腰掛けて本を読んだり、コーヒーを飲みながら一息ついたり。
そんな何気ない時間を心地よく過ごせる場所があるだけで、家で過ごす時間は少しだけ特別になります。
豊かさは、家具の大きさではなく、その家具が生み出す時間で決まるのかもしれません。
ポットチェアには、そんな "一脚分の豊かさ" が、今も変わらず息づいています。































美しい北欧の名品
曲線が魅せる美しい曲木
時代を表現したポストモダン
感性を刺激するデザイナーズ
想いを馳せたスペースエイジ
魅力が詰まったレトロポップ
日本の民芸アイテム
やすらぎを感じるクラフト家具
ヴィンテージ家具の商品一覧へ
日本のヴィンテージ
米国のヴィンテージ
北欧のヴィンテージ
西欧のヴィンテージ家具
西欧のアンティーク家具
各国のヴィンテージ家具








商品保管サービスについて