france & søn
Moduline Sofa
本日は、エッジの効いた直線フレームが陰影と抜け感を強調させる美しいデンマークビンテージ" フランス&サン / france & søn "『 モジュラインソファ / Moduline Sofa 』のご紹介♪
静けさの幾何学


フィンユール等の著名なデザイナーたちとの仕事で知られ、北欧ビンテージ好きの間で高く評価を得ているメーカーである、france & søn(フランス&サン)社。 同社の歴史は古く、1948年にチャールズ・フランス氏とエリック・デバーコセン氏によりフランス&デバーコセン社として創業。1957年に事業を引き継いだ息子がフランス&サン社へと改名します。その後、カド社と名前を変えていますが、現在では惜しくも廃業しています。


こちらはオーレ・ゲルロフ・クヌードセンとトーベン・リンドにより1962年に手掛けられ、彼らの最も有名な作品となった代表作『 モジュラインソファ / Moduline Sofa 』になります。
リビングルームスイートを理想的な形で構成する為に開発されたモジュール式デザイン。1人掛けのイージーチェアやアームチェア、サイドテーブル等の様々なエレメントを、ボルトやネジで簡単に連結・分離が出来ます。
2人掛け、3人掛け、L字型等、間取りやライフスタイルに合わせた自由自在なレイアウトを可能にする当時の画期的な構成は、機能性と美しさの融合を意識した1960年代のデンマーク家具デザインを象徴するもの。時を経て現存数が減り「ヴィンテージ」と呼ばれる様になった今日、「組み合わせていく」という機能こそ失われたものの、ボルトやネジひとつひとつが個性として残されています。


チーク材フレームの建築的で緻密、堅牢な印象に対して、身体が触れるシートは人間工学に基づき設計された丸みを帯びた造り。「直線×曲線×温かみ」その絶妙な均衡が、コントラストの美学を静かに主張します。
幅と奥行きがほぼ同じ長さで構成されたサイズ設計。パズルの様に空間におさまる様に意識されているのでしょうか?
その正方形の間に対して、目に留まるのは傾斜により生まれるリズム、背もたれのボタンや肘掛けのあられ組み接ぎ等の細部の表情。また脚部其々の板材が2枚重なっている所もモジュールソファのさり気ない個性です。


同国の伝統的なフォルムデザインは勿論、曲線的な形状が流行となっていたミッドセンチュリー期。しかしながら、同作では水平垂直の直線構造で構成された板材のフレームを採用し、設置される建築のラインと調和します。全体を引き締める適度な緊張感は、北欧家具特有の温かみの中にモダンで知的な品格を沿えます。

地平を区切り 心を整える
語らぬ細部が 物語を紡ぐ











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