france & son
Diplomat Desk
60年代に最盛期を迎え著名なデザイナー達と仕事を共にした“フランス&サン france & son”。
1930年頃にデンマークでマットレスメーカーとして創業し、1960年代前半にはライバル会社でもる“FritzHansen”から従業員を引き抜くなどして多くの従業員を抱え、ピークにはデンマークの家具輸出全体の60%を占めていたこともあったそうです。
今回ご紹介するのは、同社がデンマークの近代家具作りに多大な影響を及ぼした“フィン ユール Finn Juhl”を迎えブラジリアンローズウッドを使用し創作された夢のような逸品です。
厳格なフォルムと溢れる生命力
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シリーズ名になっている“ディプロマット Diplomat”は「外交官」を意味する言葉。
各国のデンマーク大使館で永く愛用されているこのデスクは、名前の通り厳格なフォルムで執務室に設けられているのが容易に想像できるぐらいに作り手の想いが全面に体現されています。
一見フィン ユールの作品とは思えない程、殆どが直線的ですが、よく見ると両袖の引き出しは浮いているかのように装着され、同氏のNo.45イージーチェアの座面を思わせるような浮遊感のあるデザインになっている所に彼の存在を感じる事ができます。
使用されている“ブラジリアンローズウッド”はローズウッドの中でも珍重されている木材で、現在ワシントン条約で絶滅危惧種に指定され輸出入が禁止になりとても希少になっています。
生息が少ないだけではなく、その木質も非常に優秀。重硬且つ粘りがあり十分乾燥すると狂いが極めて少ないのが特徴です。
虫害や腐朽性に優ていることからも貴重で高級になったのは納得できる木材です。
至る所に見どころが詰まった魅力たっぷりな引き出しには、デザインと持ち易さが備わった把手が取り付けてあり、内部には細かく調整できる仕切りも備わっています。
引き出せるタイプのトレーには、真ん中に取り外しが可能なガラス板が装着されいます。カップや読みかけの本を置くのにも◎用途は使い手次第と言わんばかりに想像力が膨らむ部分です。
このデスクの一番の特徴といってもいいぐらいの機能が、両袖の引き出しが脱着出来る事でダイニングテーブルとしての役割も果たしてくれるという所です。
天板幅は170㎝あり、4~6人程度で丁度いいサイズ感。
引き出しを外したフォルムは厳格で力強いイメージは残しつつも、スラっと伸びた脚はとても美しく、新たにエレガントな雰囲気を纏い、また違った家具の魅力を感じる事ができます。
世界的にも質の高いブランド・素材・デザインナー、それらが重なり誕生したデスク。
それが今すぐに使える状態で残ってるのは本当に貴重です。この機会に是非手にして頂きたい逸品となっております。