French Antique
Painted cabinet
こんにちは。用賀店のふくです。
今日は時流に流されず、常に高い人気を集めるフランスのアンティークアイテムをご紹介させて頂きます。
ただ長い年月を過ごして来たという事ではなく、もっと特別な「何か」を感じさせるアイテム。
是非最後までご覧くださいませ。
経年のグラデーション
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こちらは目黒区自由が丘に店舗を構える“BROCANTE/ブロカント”取扱いの『フランスアンティーク ペインテッド キャビネット』。
フランス語で古道具を意味するBROCANTE。
その言葉の通り、こちらのキャビネットからもやれた表情が大変魅力的に映ります。
100年余り経過して現代に残っているのは、その長い歴史の中で様々な使い手から愛され続けてきたからこそ。
時には補修・修理を施され、まっさらだった時と比べると別物とも言えるかもしれません。
それでは順番に各部分を見ていきましょう。
まず天板にはブリキ素材が張られ、手仕事で打ち込まれたであろう鋲とペイント跡が良い表情。
ところどころに凹凸があったり、天板自体も少し歪できちんとした直線が無い為か、非常にゆるい空気感を楽しませてくれます。
ペイントが乗っていることで存在感が薄れておりますが、縁や側面、脚部は所謂ヨーロッパのクラシカルなデザインといった感じ。
何層かによって施されたペイントは、そのやれ具合から近年の物ではないと理解させます。
また、使用する上で道具や靴、他の家具などに接触しやすいところは地が見えてきていますね。
こういった現象を言葉で表すとしたら、経年によるグラデーションなんて言うのでしょうか?
扉の上部に抑えとなるパーツ。ころんとした把手も良い雰囲気。
収納なので中身をご紹介したいのですが、開けるには少しコツがいるのでお伝えしておきます。
向かって左側の扉が歪んでおり、やや下方向に落ち込んでおりますので把手を真っ直ぐ引くのではなく、少し持ち上げるイメージで引いてみて下さいね。
これは扉を閉める際も同様ですので、使って下さる方は慣れて下さいませ。
扉を開けるとざっくりとした収納部。
外側のやれ方も良かったですが、中も良い味を出してます。
ご紹介も終盤なのですが、このキャビネットのサイズ感としては横幅95cm 奥行49cm 高さ88cmと大きすぎるといった印象は受けません。
むしろ日本の住宅環境にマッチしておりますので、ここも利点として捉えて下さい。
単に古いと言ったわけではなく、様々な背景やストーリーを感じさせる特別なキャビネット。
自宅にも良いですが、店舗やオフィスに設置してみても面白いと思います。
アンティークアイテムなので同じアイテムの入荷は見込めませんので、一目惚れしてしまった方はお早めに。