Vintage Item Folding Table
ぬるい空気に、ウルトラマン商店街沿いにある夜桜を見ながら帰った後には雨。 雨が降る前にも、ほのかに散った花びらが道路を飾っておりましたが、この雨で花仕舞いになってしまわないか心配です。 近日はありがたい事に来店されるお客様も多く、転居される方から、上京されるお子さんのためにご家族がご一緒される方など新しい環境に向けて家具を揃える方が多くいらっしゃる印象。 そう、今は引っ越しシーズンに伴うインテリア業界の繁忙期。特にテーブルや椅子等、無いと不便なアイテムは引く手あまた。 今回ご紹介するアイテムも雰囲気のある1台。気になる方はちょっとこのブログ、ご覧になっていきませんか?モノを使うか、モノに使われるか
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今回はビンテージのアイテム。
通常であれば製造された国や地域等をご説明するのですが、こちらは中々判別の難しいテーブル。
その理由はその佇まいにあります。
天板はパインの古材。家具として充分な強度を持ちながらも、樹種としては柔らかな部類となるため加工がしやすいのが特徴の一つ。
柔らかいという事は、重くて硬い木と比べて空気を多く含んでいるという事。
そのため肌触りが良く、木が生き物であるという認識につながる温もりをしっかりと実感できる素材。
アンティークの家具や人気のブランドでいうならペニーワイズ等でもメインになっている、「愛され素材」なのです。
しかし、今回は通常のテーブルとは少し気配が異なります。
なぜなら天板の表裏両方に文字がステンシルされているのです。
アメリカの家具などであれば、天板の裏やキャビネットの背板等にステンシルされている事は良くあるのですが、今回は両面。
数字は恐らく照らし合わせるための番号かと思いますが、「CATER-HIRE」という文字が気になります。
CATERは日本ではケータリング(Catering)で馴染みのある単語。「仕出す」といった意味合いがあるそうです。
HIREは「雇う」という意味の単語。この二つが組合さる事で導かれる結論。うーん、ちょっと難しいですね。
可能性の一つとして、何かの家具や什器といったアイテムを輸送する際の木箱として使われていた材、という考えが浮かびます。英語という公用語が使われている事もそれを後押しします。
それであれば、天板の反りを防止する役割のある幕板のような板材が裏面に付いている事、ビジネスユースのためにより視認性を高めるための両面ステンシル、と二つの意味がつながるのです。
ですが無垢材の繋ぎ方は組み継ぎと呼ばれる、家具としても用いられる丁寧な仕様。どうやら明確な答えを出すのが難しい謎のようです。
さながらちょっとしたミステリのような雰囲気になってきましたね。
裏面には恐らく企業の所有である事を示す名前が随分とラフに書かれています。これは恐らくテーブルになった後につけられたもの。このテーブルを使い倒そうというような目線が感じられてどこか愛らしさを感じてしまいます(笑)
雰囲気の良い素材を見つけて、脚を取り付けて。そうやって形になったテーブル。天面のステンシルはかすれ、使い込まれた陰影が感じられる素敵な雰囲気になっています。
テーブルに傷をつけないように気を付ける。繊細で美しい家具ならそれもまた素敵な心づかい。ですがテーブルはあくまで人が暮らしのために使うもの。
遠慮なく使い込まれる姿こそが美しいこのテーブルは、新しいお部屋でもそのやんちゃな使い方(勝手な想像です)に負けないタフネスを発揮してゆくことでしょう。
パシフィックファニチャーサービスでも取り扱われる 米EBCO社のものと思われるレッグはカッコよく、そして折り畳めます。
ちょっと人が集まるときのミーティングテーブル、ワークショップ等を行うアトリエテーブル。洋服なんかを畳んでディスプレイするのも素敵ですね。
このテーブルを置いて広がる新しい環境を、是非想像してみて下さい。































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