PANDUL
Tip Top Pendant Light
無駄の無い「シンプルデザイン」とは、余分な装飾を無くし、必要最低限の要素で構成されたデザインのこと。
昔は派手な柄ものや個性的な雑貨が好きだったけど、いつからかシンプルなものに惹かれるようになった。そんな経験を持った方はいませんか?
これは年齢のせいか、単に趣味が変わったからなのかは分かりませんが・・・要素をプラスしていくのではなく、減らしていく「マイナスの美学」みたいなものを以前より理解できるようになってきた気がします。
本日ご紹介させて頂くのは、どんな空間にもスッと溶け込み、シンプルで飽きの来ないペンダントライトです。
飽きの来ないシンプルデザイン
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デンマークを代表するデザイナー、Jorgen Gammmelgaard(ヨルゲン・ガメルゴー)。
コペンハーゲン芸術工芸学校で家具職人として訓練を受けた後、グレーテ・ヤルクの下でデザインを学びます。デンマーク王立アカデミーで家具を専攻していた頃は、ポール・ケアホルムとオーレ・ヴァンシャーに学び、卒業後にはアルネ・ヤコブセンやモーエンス・コッホなどのスタジオで働くなど、同氏の略歴には錚々たるデザイナーたちの名前が登場します。
家具デザイナーとして輝かしいキャリアを重ねていき、インダストリアルデザイン全般をこなしたガメルゴーは、デンマークでデザインとアーツ&クラフツの両分野で活躍を認められた数少ない人物です。
今回入荷したのは、同氏の代表作である「 ティップトップ Tip Top 」ペンダントライト。デンマークのPANDUL社にて現在も製造・販売が続いているロングセラーアイテムです。
いくつかサイズ展開がある中で、こちらは直径25.5cmの小ぶりなサイズ感が可愛らしい一点となります。
電球の周りを覆うディスク型のカバーが特徴的。一見宙に浮いているかのように見えるカバーは、細いワイヤー3本に引っ掛けて固定する構造で、光源の眩しさを軽減したデンマークの照明器具らしく、使う人にやさしい配慮がなされています。
ディスクに反射して漏れる光に加え、ヘッドとシェードの間のスリットからもかすかに光が漏れ出し、デザインのさりげないアクセントになっています。
玄関やソファ上などのサブ照明として、お部屋の一角に吊るしてみてはいかがでしょうか。空間のムードを作ると共に、インテリアのワンポイントにもなってくれます。
また複数並べてダイニングやキッチンカウンターなどのメイン照明としても活躍してくれそうです。
光そのものを巧みにデザインした、ガメルゴーのティップトップ。
北欧モダンを始め、和洋問わず幅広いテイストに馴染んでくれるところ、またコーディネートの主役にも引き立て役にもなれるところが今もなお人気を博している理由なのかもしれません。
シンプルなものは流行り廃りがなく、また性別の垣根もなく楽しめるところに魅力を感じます。是非永くご愛用頂きたいと思います。