VARO,S.A. VALENTI
Caquetoire Arm Chair
締めるときも迷いますが、初めるときもけっこう迷います。そう、ブログに書く商品の話です。
年明けにふさわしいおめでたいものはないか、新年を彩る華やかなものはないか。
散々迷った結果、2026年のはじまりは「おしゃべりのための椅子」に決まりました。
皆で集まりたい人へ

家族や友人たちと集まってお家でわいわいとにぎやかに、年末年始を過ごしたという方も多いのではないでしょうか。
個人的には冬ではなく夏に帰省することが多いのですが、みんな(とくに家族)が集まれる幸せ、団欒を楽しめる幸せを年々強く感じるようになってきた気がします。


そんな集まりや団欒を満喫したい思いは古今東西変わらないようで、ルネサンスが全盛の16世紀のフランスでは上流階級の社交場に集う貴婦人のためのチェアが誕生するほど。
フランス語でおしゃべりを意味する名前にちなんでおしゃべり椅子と呼ばれる「カクトワール | Caquetoire」。どうやら、英語ではGossiping Chair(ゴシップチェア)とも言われるそうで、噂話や自慢話が飛び交っていたのかも?なんて想像しちゃいます。


いわゆる女子会。いくら時間があっても足りないくらいに話が尽きることはなかったことでしょう。
パリのご婦人たち皆が身なりを気にせずおしゃべりに夢中になれるよう、当時幅広だったドレスの形状にあわせて前方が広がった極端な台形型のシートが用いられています。


これは座った時にスカートにシワをつけず、自然に美しく広がるようにと生まれたデザイン。さらにドレスを毎回持ち上げることなく立ち座りができるようにと配慮されたフォルム。
そこにエレガントな挽き脚や木材の艶感、レザーとスタッズのちょっぴりハードさが加わり、チェアそのものの美しさだけでなく座った人の優美さをも演出してくれる究極の椅子へと仕上げられています。


なお、今回はアンティークではなくヨーロッパのクラッシックスタイル家具のリプロダクションを得意とするスペインの老舗メーカー、VARO,S.A. VALENTI(バロッサバレンティ)によるカクトワール。
現代家具だからこその使い心地と安心感をまといつつ、ルネサンス期並みのくつろぎとおしゃべりを楽しむことができるからこそ、大勢で集まるダイニングシーンにもぴったりです。
この椅子で家族団らんの食卓を囲んだら、一体どんなおしゃべりが飛び交うでしょうか?











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