Herman Miller
3rd vintage Side Shell chair
ミッドセンチュリー期を代表するデザイナー、「チャールズ&レイ・イームズ 」。
同氏の手掛けたプロダクトは家具としての実用性に加えて、その洗練されたデザインによって今日まで広く人気を博してきました。
技術や素材など様々な面から世界の家具作りに大きな転換期をもたらしたイームズ夫妻、本日は言わずと知れた代表作が入荷いたしました。
包み込むビンテージ

世界で初めて量産されたプラスチック椅子としても知られる名作、「サイドシェルチェア」。
背もたれと座面が一体となった有機的なフォルムは、一度見たら忘れられないアイコニックなシルエット。
素材に当時最先端のFRPを用いることで、軽量で高い耐久性を持つシェルチェアを量産することを可能にしました。

シェルやレッグの形状、製造元など年代によって様々なバリエーションが存在するシェルチェアは家具としての人気はもちろんのことながら蒐集品としてコレクションされることもしばしば。
今回入荷したのは1970~90年代頃に製造していた3rdビンテージと呼ばれるモデル、シェル裏面に小さくハーマンミラー社のエンボスロゴがあしらわれている点が特徴的です。

シェルチェアのレッグと言えば代表的なエッフェルベースやコントラクトベース等が一般的ですが、こちらはロッキング用のレッグを備えたロッカーベースのモデル。
低めのシートで長時間の着座でも疲れづらく、脚を伸ばして自由な角度でゆったりと座ることができるくつろぎのひとときの為の一脚となっています。

座面はファブリックを張ったアプホルスター仕様。
アウトラインまでブラックで統一された落ち着きのあるカラーで、メタリックなベースとのコントラストがシックなインテリア空間を演出してくれます。

ゆったりとした姿勢で座ると、自然にシェルが包み込んでくれるような座り心地。
シェル全体が座る人の体にフィットするような曲線を描いているほか、体重がかかった時、樹脂の柔軟さによってある程度しなることで身体にかかる負担を分散してくれます。
また、ファブリックとシェルの間にはクッションを備えており、身体にフィットする背座の造形はそのままに、ほどよいクッション性をプラスしています。

様々な種類の素材が用いられた3rdビンテージのシェルチェア。
異素材が織りなすモダンなデザインと、ロッカーベースならではのリラックスタイムをご堪能いただけるチェアです。
クッションを備えている点や低めのシートから初めてのシェルチェアにもおすすめの一脚、年々希少になっているビンテージシェルチェアをこの機会にぜひ。











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