Herman Miller
DCM
「デザインとは常に探検、進化、洞察を続ける、喜びにあふれた終わりなき旅である」
チャールズとレイは結婚後間もなくの1941年、ある素材を使ってチェアを作ろうと思いつきました。
既成概念に縛られない2人は後のプロダクトデザイン界を大きな影響を与える、名作シェルチェアの原点ともなったチェアを生みだします。
本日はハーマンミラーの「DCM」を紹介させて頂きます。
終わりなき旅の途中、イームズ夫妻が生んだ歴史的傑作
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木製の家具が主流だった当時、成型合板(プライウッド)を家具の素材として使用するという事は一般的ではありませんでした。
そんな中、イームズ夫妻は成型合板の魅力にいち早く気付きました。
コストや生産量、そしてデザインの自由度に着目し、幾度もの実験を重ね成型合板の可能性を見出します。
しかしデザイン性だけでなく椅子としての機能性の両方を求めるイームズ夫妻にとって、成型合板で作られた座り心地のいいチェアを作るという事は簡単ではありませんでした。
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合板を曲げると割れてしまう。
人が座れるほどの強度が無い。
前人未到の発想を叶える道は険しく困難でした。
夫妻が様々な木材成型の技法を試すなか、アメリカ海軍からプライウッドを使った添え木や担架などの開発の依頼が舞い込みます。
過酷な環境でも耐えられる強度を叶えたそれらの製品は第二次世界大戦で活用することに。
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第二次世界大戦が終わり、夫妻は海軍のために考案した熱と圧力を加えて木材を成型する技法を家具にも応用することを思いついたのです。
軍用プライウッド製作のノウハウを活かし何年もかけて行ったプライウッド成型の実験の末に、ようやく最終工程が完成。
そうして完成したプライウッド製の椅子が「DCM」でした。
苦難の末に手に入れた3次元カーブの合板の圧倒的な座り心地と無駄のないすっきりした外観は当時のプロダクトデザイン界に衝撃を与えました。
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軽量でありながらも複合的な曲線を描く美しいプライウッドチェア。
クッションがなくても快適な座り心地で量産が可能なチェアは驚くべき発明でした。
この発明は後の家具デザインと製造に大きな変化をもたらすことに。
「あるものができれば次のものができる」と言われた夫妻自身もこれをきっかけに名作シェルチェアを閃いたそう。
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イームズ夫妻のデザインは不朽の名作と称されることが多いですが、まさにその通り。
アメリカの「TIME誌」はDCMを”20世紀最高のデザイン”に選出。同時に「優雅で、軽やかで、快適」とも評価しました。
その素晴らしさは言うまでもなく、今なお世界中の人々を魅了し続けています。
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木とは思えないほどの柔らかなフィット感。
ゴム製のマウントが生む柔軟性。
木製ならではの経年は曲線ををより深く魅せます。
名作のきっかけとなった傑作。画面では伝えきれない魅力と雰囲気があります。
インプションでもなかなかお目にかかれない代物です。
永年お探しだった方も多いのではないでしょうか。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ。