Herman Miller side shell chair

今回はシェルチェアの違いについてちょっとだけご説明♪インプションでも度々入荷のあるハーマンミラーのシェルチェア。時期によってエンボス（刻印）や素材が違ったり、色々なカラーがあったりと、目移りするアイテムですよね。どれも同じでは？と思う方も多いかと思いますので、丁度同時期に入荷できた似たモデルを比較しながらご紹介です♪

同じシェルチェアなのにエンボスが違う⁈

今、学芸大学店にある2点のシェルチェアです。両方ともフロントにファブリックをあしらった柔らかな座り心地が楽しめるアプホルスターモデルとなっています♪最初に目につく違いは色とベースですかね。シェルチェアのベースは現行では6種類。エッフェル、ダウェルレッグ、4レッグ、スタッキング、カウンター、ロッカーベースなどが御座います。そうです。上の写真の右側、キャッツクレイドルベースは既に廃盤モデルとなっていて希少品です♪ 2つのチェアの生地のアップはこんな感じ。黄緑色のものは専門の業者に依頼して張り替えたものです。1902年に米国ニューヨークで始まった、100年以上の歴史と伝統ある格式高い老舗のテキスタイルメーカー『 Maharam マハラム 』の生地を採用しています♪グレー単色に見えていたファブリックは実はブラックとのミックス。こちらは当時のオリジナルのものをクリーニングしたものです♪ シェル自体の色も様々です。今回のものはブラックとホワイトですが、レッド、ブルー、グリーン、イエロー、グレー、ブラウン、などビンテージのものも数えれば36種類以上あるようです。廃盤になったカラーも多数ですので、もちろん全部は私も見た事はありません(;・∀・)現行の素材はファイバーグラス（ガラス繊維）、プラスチック、ウッドなどがありますが、ビンテージのファイバーグラスが私は味があって好きです♪ ここからはエンボス（刻印）のお話。ハーマンミラーのエンボスが年代によって違うのはファンならずとも、家具好きならご存じの方も多い豆知識。おおまかに区切ると、1st(1953年～1955年)、2nd(1955年～1970年)、3rd(1970年～1990年)、そして近代モデルに分けられます。1stはゼニスプラスチックとハーマンミラーのダブルネームのステッカーが貼られており、ほとんど出回ることのない激レア品。2ndになるとステッカーからエンボスに変わりハーマンミラーのロゴと大文字が刻印されています。市場でヴィンテージ品として出回るものの多くはこの2ndモデルからですね。3rdは楕円の枠の中にハーマンミラーの社名が刻印されたもの。1stや2ndと比べ、リサイクルの観点からグラスファイバーの量が減ったのも3rdの特徴です。ちなみに黄緑のシェルは2ndのヴィンテージシェルとなっています。 グレーのエンボスが上の画像、現行品のエンボスが下です。現行品のものはイームズのサインも刻印されていますね。さて、見慣れないエンボスが上のもの。実はこれ、日本で製造されたシェルチェアに刻印されています。ハーマンミラージャパンの前身にあたる『 モダンファニチャーセールス 』時代のものですね。このシェルが造られたのは61年の8月13日。つまり時期的には3rdモデルにあたります。あまり入荷できるものではないので、これも希少品ですね♪ 今回のお話はここまでです♪グライズやマウントの違い、ナローやワイドに対するベースの互換性、日本におけるシェルチェアの製造、販売が一時期vitraによって行われていた話などはまた別の機会に♪この2脚以外にもインプションには多数のシェルチェアが御座いますので、皆さん是非比べて、自分が欲しいと思えるものをお選び下さい♪

ハーマンミラー Herman Miller ビンテージ 3rd FRP サイドシェルチェア キャッツクレイドル

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Item number: RL18-05

Size: W48 × D61 × H60 (SH32) cm

Price: ￥38,000-

詳しい画像やコンディションは

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ハーマンミラー Herman Miller ビンテージ FRP 2nd サイドシェルチェア エッフェルベース マハラム maharam

-----------------　SPEC　-----------------

Item number: RJ27-03/RL28-02

Size: W48 × D54 × H77 (SH42) cm

Price: ￥45,000-

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