Herman Miller
DWSR Sideshell chair
ミッドセンチュリーを代表するデザイナーとして知られているチャールズ&レイ・イームズ夫妻。
数多くの名プロダクトを生み出した彼らのデザインは一夜にしてできるものではなく、時間をかけてはぐくまれるものでした。
本日は、閃きから50年の時を超えようやく実現した名作チェア「ウッドシェルサイドチェア」を紹介させていただきます!
イームズ夫妻終わりなきデザイン、最初の夢
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プライウッド素材の曲線を活かした一体成型の椅子。
これはチャールズの閃きでした。彼は背と座が一体化し、更に素材は木材という二つの夢を一度に叶えようとしたのです。
今回入荷した「ウッドシェルサイドチェア」は正にその理想通りのチェア。
木材を用いながらも独特の流線が素晴らしい逸品ですが、完成までに多くの苦難と時間を要した努力の結晶でもありました。
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1940年代、チャールズ&レイ・イームズ夫妻はチャールズの閃きを基に木製の一体成型のチェアの完成と商品化を目指しました。
しかし当時の技術では背と座を一体化させた椅子を作ること自体不可能に等しいもの。
様々な改良や工夫を重ねたもののプライウッドは曲線を描くと割れやすくなる上に人が座れるほどの強度を叶えることはできず商品化する事はできませんでした。
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背と座の一体成型のチェアを諦めなかったイームズ夫妻はプライウッド素材のチェアに改良を加えながらも、当時の最新技術だったガラス繊維入り強化プラスチック(GFRP)にたどりつきました。
当時研究していた一体成型の技術を駆使して誕生したチェアこそがあの有名なイームズシェルチェアだったのです。
「あるものができれば次のものができる」驚くべき2人の閃きは様々なデザインを生み出すと同時に、今日まで世界中の人々を魅了してきました。
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プラスチック製のシェルチェアを完成させ、一躍有名デザイナーとなった2人でしたが
「デザインとは常に探検、進化、洞察を続ける、喜びにあふれた終わりなき旅である」と遺した通り、2人の旅はまだまだ終わっていませんでした。
ウッドシェルサイドチェアという最初の夢を追いかけ続けながらも以降に生み出された情熱と好奇心あふれたデザインは世界をより楽しい場所にしてくれています。
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残念ながらこのチェアが完成したのは、イームズ夫妻が亡くなった後の事。
2人の情熱は現代にまで飛び火しようやく最初の夢を叶えることができたのです。
今ではお馴染みとなったシェルチェアですが、特徴的な流れるようなデザインはプライウッド素材の為と言ってもいいほどの相性と美しさ。
プラスチックには出せない木材特有の経年と温もりが未来のヴィンテージを想像させます。
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これから永く使っていくことによって生まれる味や経年もチャールズ&レイ・イームズ夫妻のデザインだとすると先述したように彼らのデザインの旅はまだまだ続くようです。
思いきり体を預けたり、時には眺めたり。置いているだけでお部屋を特別な場所にしてくれます。
イームズ夫妻の名作、シェルチェアの原点でもある「ウッドシェルサイドチェア」。お探しだった方は勿論、北欧テイストから和テイストまで、幅広いインテリアテイストで活躍いてくれるチェアを探していた方にもお勧めです。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ♪