Herman Miller

Side Shell Chair = DSR

本日は、誰もが知る家具デザイナー"イームズ夫妻"の代名詞的名作であり、ミッドセンチュリー期を代表する傑作「サイドシェルチェア」のご紹介です。 こちらは、シェルチェアの発表当初から製作を手掛けた事で知られるファニチャーブランド"ハーマンミラー Herman Miller"社による現行品となっており、同社ならではの拘りが伺える一点となっておりますので、是非ご覧になっていってください。

「未来に繋ぐ、ハーマンミラー社の家具作り」

>>この商品の詳細を確認する 世界で初めて誕生した、背もたれと座面が一体になった3次元成形のチェア。 それは家具作りの歴史、家具デザインの歴史を変えたと言われる程、世界中に大きな影響を及ぼしました。 しかしそんなシェルチェアの生みの親"チャールズ＆レイ・イームズ"夫妻はこのような言葉を残しています。 「革新は最終手段」 「デザインは必要とする人のもの」という有名なインタビューでも知られるチャールズ夫妻ですが、上の言葉は、デザイナーが新しいものだけを追い求めた時に起きる"現実との絆の欠如"について、いかにイームズ夫妻が危機感を持っていたのかを強く表した言葉だったのではないかと思います。 そんなイームズ夫妻の名作デザイン家具を実際に製作し、その精神性を託されたとも言える数少ないブランドの一つ「ハーマンミラー Herman Miller」。 同社とイームズ夫妻との繋がりは非常に深いもので、常により良いデザインを目指す姿勢、生活に根付いた設計思想は、双方を強く共鳴させるような関係だった筈です。 こちらは"サイドシェルチェア"が発表された当初のマテリアルである"FRP"を使用した、ビンテージに忠実な仕様のチェア。 樹脂の耐久性を高める為に使用されたというグラスファイバー。その特有の繊維感が当時の姿を想い起させます。 しかし何と言っても最大の特長は、50年代当初と同じ素材のものを、製造者にとって安全な方法で生み出す事に成功したという点ではないでしょうか。 「製造者の健康を守る家具作り」。 それはその言葉以上に大変なもので、一時は素材の変更を余儀なくされたシェルチェアですが、ポリプロピレンを使用する等柔軟な変化を経て、多様なシリーズが誕生しました。 今ではこうして未来に受け継ぐ事が可能な製法で、サイドシェルチェアの原点であるFRPの質感、風合いを、後世にも伝えていくことができるようになりました。 ハーマンミラー社にしかできない、過去と未来を繋ぐもの作り。 ネイビーカラーの中に宿る、その歴史とこれからの姿をお楽しみ頂ければと思います。 こちらは新品未使用のリプロダクトベースが備えられておりますので、これからも永くお使い頂ける逸品です。 是非この機会に、ご検討くださいませ。