Heman Miller
side shell chair
1940年代。デザインが省かれた実用性のあるプロダクトが増え始めた時代。
目まぐるしく変化する時代故の大量生産や大量消費を意識して作られるプロダクトにデザイン性を持たせようと考えたデザイナーは少なかったのかもしれません。
その時代に美しい形をした永遠を作りあげたデザイナーがいました。
本日ご紹介させて頂くのは自由が丘店でも何度か登場している名プロダクトです。
DESIGN FOR LIVING
>>この商品の詳細を確認する
デザインはより良い世界をつくるためにあると考え、機能性や合理性を備えたデザインを追求したイームズ夫妻。
使う側の身になって考えるそのデザインスタイルが生みだした傑作こそが、今回の主役『サイドシェルチェア』です。
世界恐慌で社会が大きく歪んだ当時、人々の生活を反映し生まれるプロダクトはとてもポップとは言いづらいものでした。
そんな時代に建築や家具、生活用品、グラフィックなど幅広い作品を手掛け、世界の産業からライフスタイルにいたるまでデザインの豊かさや可能性を示したのが彼らのデザインでした。
>>この商品の詳細を確認する
既成概念に捉われない独自のデザイン哲学を掲げた2人。
家具は木製が当たり前とされていた当時、安価なイメージのプラスチック素材を使用したチェアは多くの人々に衝撃を与えました。
コストや生産量を重きに置く時代を逆手に取り、プラスチック素材の自由度の高さに着目したのです。
>>この商品の詳細を確認する
「デザインとは常に探検、進化、洞察を続ける、喜びにあふれた終わりなき旅である」と遺したように、2人は最新技術であったガラス繊維入り強化プラスチック(GFRP)にたどりつきました。
強度を目指したガラス繊維による素材感は今日まで素晴らしいデザインの一つとしてファンに愛され続けています。
使うごとに木製家具には出せない独特の風合いを生むその姿はまるでオブジェや美術作品とも称えられるほど。
時代の最新技術や時代背景をもデザインの一部に取り込んでしまう、恐るべきセンスと想像力を感じさせます。
>>この商品の詳細を確認する
最大の魅力は、何といっても素材を一体成型する手法により生まれる美しいフォルム。
つなぎ目のない滑らかなシェルはイームズ夫妻の長年の夢でした。
緩やかな美しい曲線の背座一体のフォルムは、眺める角度によって様々な表情を楽しめます。
適度な弾力を持つ座面は、身体をゆっくりと包み込み、想像以上に柔らかく快適な座り心地を実現。
デザイン性や合理性だけでなく圧倒的な機能性を兼ね備えたプロダクトはまさにデザインの到達点とも言えます。
>>この商品の詳細を確認する
今回入荷したシェルチェアのベースはエッフェルベース。
エッフェル塔の特徴である鉄骨のようなルックスから命名されたこのベースは最もオーソドックスなもの。
シェルチェアと言うとこのシルエットを思い出す方も多いのではないでしょうか。
様々な用途に合わせて数種類開発されたベースの中でも多くのシーンで愛されてきた代表作です。
>この商品の詳細を確認する
日常品として考えられ、実用的でありながら美しい。
現在でも圧倒的な存在感を放つシェルチェアはイームズ夫妻だからこそ実現できたのかもしれません。
冒険心をたっぷりと持ち、好奇心にあふれる作品は世界中に衝撃を与え、2人が手掛けた作品は今でも多くのファンを魅了し続けています。
シェルチェアに腰かけた時、そこから見える景色は素晴らしいものです。
お探しだった方はこの機会をお見逃しなく。自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ♪
Herman Miller サイドシェルチェア 現行 FRP製 ブルー
Herman Miller サイドシェルチェア 現行 FRP製 ブラック