ハタノワタル
展示台 &ちゃぶ台
本日は、和紙の特性を引き出し、従来の家具製造には無い製法で唯一無二の造形表現を完成させた、京都の綾部を拠点に活動を続ける現代作家・ハタノワタル氏の作品『 和紙×アルミ天板×アイアンフレーム 展示台 &ちゃぶ台 』のご紹介♪
まだ見ぬ伝統素材の可能性
ハタノワタル氏は1971年淡路島の生まれ。多摩美術大学絵画科油絵専攻を卒業。黒谷和紙研究生を経て、2000年に黒谷和紙漉師として独立。2007年には京もの認定工芸士として認められました。
日本文化に深く根付き1400年もの歴史がある伝統素材「和紙」を用い、脈々と受け継がれてきた日本工芸的な小物の制作をはじめ、前衛的なアート作品や空間コーディネートの提案等、独特の世界観を幅広いバリエーションで展開しています。
現代に於ける和紙の新たな可能性の探究に作家人生を捧げています。自邸やアトリエにも和紙を貼り巡らせるなど、排水管に至るまで、和紙を採用する拘りようです。
今回はそんなハタノワタルの世界をご自宅のインテリアの一部として楽しめる家具シリーズの中で『 展示台 &ちゃぶ台 』が入荷致しました。
ブルックリンスタイルをはじめとする無骨なインダストリアルデザインが現代も注目を集めておりますが、一見それらを彷彿とさせるトレンド的なアイアン製家具。
しかしながら、天板に同氏の作風が表現されており、アルミ板に和紙を張り付け顔料を塗布して、統一感のあるブラック色で構成しています。
コーティングが施されているので軽く水洗いが可能。和紙特有のムラ感や手触りを残した唯一無二の素材感は、ホームユースとしては勿論、和食器や現代作家の器の展示、観葉植物とあわせる等、ショップやギャラリーのディスプレイとしても活躍出来る高い完成度です。
直線構造のメリハリが効いたシルエット。余計な装飾のないシンプルなフォルムは、深い素材探究の上に誕生した" 新しい和紙の可能性 "をより強く印象付けます。