Knoll
Diamond Chair
こんばんは。用賀店のふくです。
今日は僕の大好きな椅子をご紹介させて頂きます。
imptionに入社して今年で4年目となりますが入荷を待望していたアイテムでもあり、自分の担当している店舗に入荷したことが嬉しく、若干テンション高めです。
市場にはあまり出回らない名作椅子となりますので是非、最後までご覧くださいませ。
憧れの的
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こちらはアメリカ Knoll/ノール社の『ダイヤモンドチェア』です。
この特徴的でアイコニックにも見えるデザインを手掛けたのは“Harry Bertoia/ハリー ベルトイア”氏。
同氏はイタリア出身の家具デザイナー・彫刻家として活躍しており、彼の残したデザインは現在に至ってもその輝きを失っておらず、世界中の人々を魅了し続けています。
彼の作品は多くはありませんが、その中でも一際強い輝きを放っているのがこのダイヤモンドチェア。
デザインされたのは1952年と結構な歴史があるのですが、約70年前にデザインされたとは思えないほど都会的でモダンな空気を纏っています。
それはきっと彼の優れた感覚により実現したと言えるでしょう。
1946年にはイームズと積層合板と曲げ加工の開発を行い、誰もが知るイームズの椅子の誕生に大きく貢献していたという話もありますので、Knoll社が好きな方はこのあたりの歴史を掘ってみるのも面白いと思いますよ。
シートには取り外し可能なPVCレザーカバーが付いており、原色に近いビビットなカラーリングも魅力の1つ。
このダイヤモンド型のフレームはフレームは1本1本異なる長さのスチールロッドを加工し、溶接固定にて製作されておりますので強堅なつくりでありながら軽やに感じさせる点もポイント。
ベルトイア氏いわく「空気と鋼の彫刻である」と表現しているそう。
それでは実際に腰を掛けてみましょう。
座ってみて驚かされるのはフィット感の高さと居心地の良さ。
適度に後方に傾いているので自然とリラックスした体勢を取らせてくれるので安心して身を委ねさせてくれます。
また、肩辺りから包み込んでくれるような感覚は座っていただくことでしかお伝え出来ませんが、座り心地の良さは折り紙付きと言えるでしょう。
脚部はすっきりとしたデザイン。
シートフレームとは異なるカラーリングとなっているところも良いですね。
これはきっと正面から見たときにブラックカラーの方が馴染が良いことからだと思われます。
逆にシートフレームもブラックにしてしまうと少し重たい印象になってしまうための配慮なのでしょうね。
現行品はワンカラーとなっているのでこの仕様はビンテージ品だけの特別な組み合わせといってもよいでしょう。
名作椅子の魅力はお伝え出来たでしょうか?
個人的にはかなり憧れを持っている作品であり、自宅にはダイヤモンドチェアのポスターも飾っているくらいです。
入荷頻度は低く、これからもっと希少になっていくアイテムとなりますので、探していた方はチャンスですよ。
気になった方はお気軽に用賀店に座りに来てください。