NATHAN Furniture
Circles Sideboard

本日は、美しいチーク材の色合いが北欧のビンテージ家具を彷彿とさせ、幾何学的な扉が遊び心を加えるイギリスの良質なデザイン” ネイサンファニチャー / Nathan Furniture “『 チーク材 サークルズ サイドボード 』のご紹介♪

北欧デザインブームの一角を担った英国老舗家具メーカー

英国アンティ―クファンのあいだでは知る人ぞ知る由緒正しき老舗家具メーカー ” ネイサンファニチャー / Nathan Furniture“は1916年に創業。北欧デザインを取り入れたダイニング家具に注目し、エレガントな雰囲気と実用性が同居したシンプルな家具作りで人気を博しました。

現在も一世紀以上の熟練の家具職人によって、脈々と受け継がれてきた伝統と製造技術により、オーセンティックなものからモダンスタイルに至る迄、時代のニーズにフィットした数多くの人気シリーズがリリースされています。

こちらはデザイナーの" パトリック・リー / Patrick Lee "が1960年代にデザインを手掛けた特徴的なサイドボードです。

同作で使用されてるのは、赤みを帯びたブラウン色ときめ細かな杢目により「木の宝石」の異名を持つ世界三大銘木のひとつ「チーク材」。北欧諸国は勿論、戦後の木材不足により素材とデザインの変更を余儀なくされたイギリス。そして日本に於いても注目が集まり、その人気から現在では伐採制限がされ、中々手に入りづらい高級木材とされています。

それらが把手も含め、目に留まる箇所にふんだんに使用され、自然の表情を楽しめる心地良い空間を演出してくれます。

壁・床・天井の縦横ラインにあわせて、水平垂直にレイアウトする直線構造のサイドボード。空間のバイプレーヤー的存在として全体がシンプルな構造なので、把手や装飾等のディティールがアクセントとして目に留まります。

カタチの基本形は「丸・円」「三角」「四角」があり、それらの組み合わせにより、あらゆるものが構成されておりますが、お部屋に合わせて統一感を生み出す四角に対し、人の注意をひきつける三角形、またアウトラインに折り返しの無い円形は、四角形と対比して柔らかく印象付けます。

同作では「サークル」という名の通り、四角いフォルムに対して正面にナチュラル色の丸い装飾を施した扉を備え、またよく見るとその外側の面も三角形の斜めのラインが目に留まります。

個性を生み出しづらい収納家具ですが、それらカタチの基本形とその心理効果を見事にデザインに応用し、温かみある木の家具にワンランク上の都会的な印象をスパイスとして加える事に成功しています。

またよく観察すると直線と曲線の組み合わせは、素材選びにもあらわれている事に気が付きます。

円形内部は丸太の年輪に対して中心からずれた部分を水平方向にカットする" 不均等で自然なライン "の「板目」、外側は丸太の年輪に対して中心付近を垂直方向に切り出した時に現れる" 細かい縦縞模様 "の「柾目」を使用しています。

カタチの基本形の特徴に合わせて、木本来の表情である板目と柾目の特徴の違いをそれらに応じて配置している点からも、デザイナーの造形に対する深い拘りが感じられます。

扉3枚で構成された開き扉収納は、中央と右が観音扉、左側がフラップ扉となっております。またサークルのデザインの美観を損なわない様に、扉上部に彫り込み式把手を採用。不要な生活感を軽減し、デザインの特徴を最大限に引き立てた造りとなっています。

観音開き扉内部は大容量収納。固定式ですが棚板1枚を装備し、スペースの無駄なく、食器や日用品等、生活感の出やすいものを目隠ししながら収納頂けます。またフラップ扉収納は棚板の無い造りなので、ボトル等、縦に長い物の収納にも便利です。

右側は小さく丸い無垢材ハンドルが目に留まる3段の抽斗収納。上段は仕切とフェルト付きで、カトラリー等の分類収納に便利です。中段と下段はそれぞれ深さが異なり、小物の種類に応じた使い分けが出来ます。

幅183cmの広々としたサイズ感は、お気に入りの雑貨やコレクションアイテム、小さな観葉植物、オーディオ、スピーカーの設置等、思い思いのディスプレイをお楽しみ頂けます。また高さは78cmと腰高で、本体下の脚部は大型収納家具特有の圧迫感を軽減し、スッキリとした印象を加えています。

素朴な北欧テイストでありながら、形と素材の表現に複雑な構成を組み入れた造型センスが光る英国家具メーカーの名品。木の風合いを肌で感じられる北欧のビンテージ家具やUKビンテージ家具との、趣のある空間づくりは勿論、純粋にデザインの美しさを堪能したい本物志向のインテリアユーザーにもオススメの逸品です。現品限りの在庫となりますので、是非この機会お見逃しなく。ご注文はお早めに♪