DRABERT
Industrial Adjustable Work Chair
1930年頃から各国のスチールファニチャーメーカーが挙って工業用・軍用・学校・公共施設等の家具を製造していました。
稀少性の高いド渋な工業系チェアで御座います
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機能性に特化した飾り気の無いデザインが男心を擽るようで、国内メーカー家具の現行品でもこれらのテイストの家具がスタンダードになりつつあります。
インテリア好きの方であれば、ご存じの方も多くいらしゃると思われますが、インダストリアル系統のドラフティングチェアの代表格と言えば " トレド社 / Toledo " 、その他にも " グッドフォーム社 / GOOD FORM " 、 " エメコ社 / EMECO " 、 " スチールケース社 / Stealcase " 、 " ハーター社 / HARTER " 、 " マクドウェル・クレイグ社 / McDowell-Craig " 、 " ハミルトン社 / HAMILTON Mfg " 、 " ポラード・ブラザーズ / Pollard Brothers Mfg " 、" アングルスチール社 / Angle steel stool company " 、" バロース・アッディング・マシン社 / Burroughs Adding Machine company " 、 " クラマー社 / CRAMER INDUSTRIES " 等、日本でも知られているメーカーとしては断然アメリカ勢に軍配が上げられますが、デザインにおいてはヨーロッパ勢も負けてはいません。中でも " フクゾ・クラマー / Friso Krame " でお馴染みのオランダ " アーレンド・デ・シュルコ社 / Ahrend de Cirkel " 、 イギリス " エバートート社 / Evertaut " 、 " タン・サド社 / TAN-SAD " 、 ドイツ " ロバート・ワグナー・ケムニッツ社 / ROWAC( Robert Wagner Chemnitz ) " 、 スイス " メワ社 / MEWA " 、 フランス " フランボ社 / Flambo " 、 " トリックス社 / TOLIX " ...等、挙げたら切が無い程。
自身のコレクションにも " ジャン・プルーヴェ / Jean Prouve " でも知られるExperfiのスツールがありますが、重くて汚いものとして家の角に追いやられています。( 泣 )
でも男性なら誰しもメカニカルで無骨なデザインにきっと惹かれてしまう筈 wW
どうせならオリジナルが欲しいものですよね?
こちらは元々病院用に製造されたドイツ " ドラバート社 / DRABERT " のアジャスタブルワークチェア。
医療用と言えば、アーム&キャスター付きのドクターズチェアを思い浮かべるかと思いますが、製図用椅子にもよく似たペイシェントチェア ( 患者さん用椅子 )、流石は医療大国のドイツならではのチェアではないでしょうか?
程良く人型にカーブしたプライウッドのバックレスト&シート、先端がマッチ棒のようにシェイプした重厚なスチールキャストのクロスレッグ。
前述の通り、数多くのメーカーからリリースされたビンテージのワークチェアの中でも、一際スッキリとしたデザインですので、脚の意匠が際立って見えます。
タフネスで安定性にも優れ、シートの奥行き(⇄)のと昇降(⇅)、バックレスト高さ(⇅)等、体型問わず、シーンに適した細かなアジャストが可能です。
バックレストの角度はスプリング機構によって背中に常にフィットし、9段階の高さ調節( +5cm )、シートの360°水平回転、約5.5cm程度の奥行きも調節可能です。
固定はウイングボルト(蝶ねじ)式で、いやはやド渋です。
なかなか見掛けない仕様ですが、スクリューの回転が滑らかに維持出来るように潤滑油を充填するオイルポケットも備わっています。
製造年代は約1950年代前後、元々のグリーン系にペイントされていたようですが、剥き出しの鉄色になっています。
ちょっとした傷や汚れも数年経過した歴史が刻まれた証... 圧倒的な存在感を放ちディスプレイしているだけでも絵になる趣きある佇まいを見せています。
国内の中古市場は元より、ウェブ上で検索しても希少性が高い事がお解りになるかと思います。経年の割にコンディションも概ね良好で、勿論再入荷は見込めません。
誰しもが目を惹いてしまう独特の機能美が溢れ出した激レアアイテムでは御座いますが、この度大変手頃な価格でご提供させて頂きますので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく!