Schou Andersen
NV31 dining chair
アームチェアの「名手」。 それもハーフアームの。
北欧を代表するデンマークの家具デザイナー“カイ・クリスチャンセン Kai Kristiansen”の事を、私は勝手にそう思っております。
彼がデザインを手掛けた名作椅子である『No.32』や『No.42 』も、短いハーフアームの素晴らしいダイニングチェアです。
そして、本日ご紹介するのはカイ・クリスチャンセンがデザインしたハーフアームチェアの中でも、一番と言えるアームの短さを誇る『NV31』チェアのご紹介です!
アームチェアの「名手」。
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今回入荷した『NV31』チェアは、カイ・クリスチャンセンが1956年にデザインし、デンマークの家具メーカー" スコウアンデルセン Schou Andersen "が製造を手掛けたビンテージアイテム。
『NV31』チェアは数々の家具デザインを手掛けたカイ・クリスチャンセンのお気に入りの1脚だと云われています。
彼の代表作といえば『NV31』チェアを思い浮かべる方のいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも、『NV31』チェアはアームチェアなのか?という疑問もあります。
しかし、『NV31』チェアはまぎれもなくアームチェアなのです。
ジャンルでいうならば、超ショートなハーフアームチェアといった所でしょうか。
現在でも普通のアームチェアはもちろん、ハーフアームのチェアも多く存在しますが、『NV31』チェアほど必要最低限にアームデザインが施されたチェアは他に無いのではないでしょうか?
短いアームはテーブルと合わせた際に椅子の収まりが良く、座った際には自然とアームに肘が掛かり、リラックスした姿勢で座ることができます。丁寧に仕上げられたアームはデザインもまた秀逸です。
アームの他にも各所のパーツデザインも美しいのです。
緩やかにカーブを描いた背もたれは、座った際に身体に沿うようにフィットしてくれます。
そして、『NV31』チェアのもうひとつの特徴と言えるのが後ろ脚。
後脚は横から見ると斜めに伸び、後ろから見ると内側に入り込む独特のデザインです。
その特徴的な後脚はチェアの正面・側面・斜め・後ろ姿と、どの角度から見てもそのシャープな脚部が引き立ち、チェア全体のバランスを美しく纏め上げてくれているかのよう。
ファブリックで覆われた座面はウレタンが内包されており、さらにウレタンの下にはウェービングベルトも内包していますので、自然と沈み込み込むような優しい座り心地を実現しています。
さらに、座面は取り外し可能。、お食事の際の食べこぼしやほこりなどが隙間に入っても、座面を押し上げるだけで取り外しができますのでチェアのお手入れもしやすくなっています。
食べこぼしや汚れなどで木材が痛むことを避け、あえて座面を固定しないことで、永く使うことを考慮して作られた設計となっています。
ファブリックは草色。英語で言うと「グラスグリーン grass green」。英語にするとヤケにお洒落に聞こえますね。
深みのある落ち着いた色合いの、なんだかホっとするようなカラーです。
カイ・クリスチャンのものづくりにおける哲学を随所に感じられる名作・『NV31』チェア。
是非ともこの機会に、是非ご検討くださいませ。