journal standard Furniture
BOND TV BOARD
世の中には数多くの家具があり、今も時代の要請に沿ったアイテムが作られています。
ビンテージのアイテムも人気がありますが、なぜ人気があるのでしょうか。考えてみると、そのアイテムがヒットした当時に「こんなアイテムが欲しい」という、大衆が無意識に望んだイメージを実現したものが多いからではないでしょうか。
購買力も高く、各メーカーデザイナーが良いモノを作るためにしのぎを削っていた当時に輝いたアイテム。
そういった意味では人々が未来に希望を持ち、盛り上がりを見せていたミッドセンチュリーという時代に名品が多いというのも納得できる話ですね。
そのまま今に使える当時のビンテージアイテムもありますが、現代の生活様式に合わせそのカッコよさを散りばめたのが今回のアイテム。
宜しければ最後までお付き合い下さい。
イマ欲しいに、はまるピース
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今回はジャーナルスタンダードファニチャーのAVボード。
ジャーナルスタンダードは言わずと知れた人気ブランド。アパレルに始まり、その世界観を共有したような家具達はどこかビンテージライクでノスタルジック。取り入れる事で、年月を経たような陰影の雰囲気を感じられます。
オーク材がたっぷりと使われているこのアイテム。虎斑(とらふ)と呼ばれる木目はオーク材ならではの特徴。とてもワイルドです。
日本においてもナラという呼称で昔から馴染のある木材なので、馴染みの良さが感じられます。
脚部はしっかりとした土台が組まれているので、とても安定感があるのも嬉しいところ。
今回のアイテムはビンテージで引く手あまたなキャビネットをベースにデザイン。アパレルブランド出身らしいディティールへのこだわりが詰まっています。
取っ手は鋳造。ビンテージの取っ手から型を取りパーツを作る力の入れようです。面積としては小さいビスも、ビンテージの特徴であるマイナスビス、しかも真鍮素材です。ちょっとこだわり過ぎとも思ってしまうくらいのレベルの高さです。
収納と外部を仕切るクリアガラス。一番左端にはステンシルで文字が付けられています。これも米軍で用いられていた字体を再現しているという熱の入れよう。文字は「PRIVATE」と付いているので、中に何が入っているのか個人的には逆に気になってしまいそうです(笑)
文字通りごく私的なアイテムを収めるのも勿論良いのですが、注目を逆手にとって隠しておきたいけど自慢したい、とっておきのアイテムを仕舞うのも楽しそうです。
勿論AVボードとしての機能に手抜かりはありません。収納部はフラップ扉なので中のものを手に取りやすいオープンタイプとしても使えます。
棚板は3センチ間隔で6段階で調整可能。3つあるボックス型の収納には背面中央にコード等をまとめられるよう配線孔がしっかりと用意されています。
ブルーレイレコーダーやルーターなどAV機器が複数あっても、仕舞う場所を限定されない造りはとても好感が持てます。
ビンテージキャビネットが作られた時代には、現代のような薄型テレビはありませんでした。しっかりとした素材、しっかりとした造りはあっても未来を予想した形は作れません。小さな事まで妥協しない、アパレルブランドが出した本気。
ビンテージの良さを表現した現代のカッコイイアイテム。気になる方はどうぞこの機会をお見逃しなく。