ジャパンビンテージ
医療棚
高級で良い材が使われている訳でもなければ、ものすごく丈夫という訳でもない。ましてやデザイナーなんてものもいる訳がない。他の国のビンテージと比べて地味。なんか、普通……。悪口を言っているつもりはないんですよ。そんなところがいいんですよねえ、「日本の古家具」。
普通がいいね
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今回入荷の古家具はこちら。木味の良い医療棚です。「ドクターキャビネット」「ケビント」。かっこいい呼び方がたくさんありますが、是非とも「医療棚」と呼ばせてください。

いつも通り、特段派手さがあるわけではありません。きっと、風邪を引いたらいつもお世話になる、優しい顔をしたおじいちゃん先生のいる普通の病院で普通に使われていたのでしょう。

普通~に使われてきた家具は、いろんな人のいろんな日常、いろんな空気感や言葉も長い時間浴びてきています。それもあってのこの優しく、深みのある木肌なのではないでしょうか。
経年により水分量がどうだの、内部の油分がどうだのはもちろんあると思いますが、そんな要因もきっとあると思いたいおおらかな表情の木肌です。良い歳の取り方って、こういう事なのではないでしょうか。

青みを帯びた、切りっぱなしのようなガラス棚も、現行品には無い素晴らしい雰囲気。縁を触るときはちょっと注意してくださいね。

ガラス棚の受けまでガラスで作られているところは普通じゃないかもしれません!
取り外しはできず、しっかりとはめ込まれています。この仕様のおかげで遠方への発送は出来ないのですが、配送の事など考慮に入れる訳の無い時代のものですから仕方ありませんね。そんなところも、私は好きです。

長々と紹介致しましたが、この医療棚の魅力をひとことで伝えるなら「安心感」でしょうか。
あなたの「普通」にすっと入り込んで馴染む、安心感のある日本の古家具です。是非ご検討くださいませ。
